出番に備え呼吸整えよ 長期停滞を克服した日本を紹介 (2023.09.27)
反落。日経平均中陰線の引け。後場手詰まりで全面安だ。25日米主要3指数小反発を受け安値引け。先物が安い。27日権利つき最終、28日配当落ち(日経平均222円)も巻き戻しだ。米年度末を迎え米10年債4.5%なら同2年債も5%大台を突破。逆イールドに包囲された。前日述べたUAW(全米自動車労組)のスト拡大、政府機関閉鎖、学生ローンの返済再開など重荷。このうち、政府閉鎖なら統計発表停止。今回、労働省関連部署が業務をストップし、10月6日発表予定の雇用統計(9月)と同12日CPI(同)も見送り。25日ロイターによるもので、米主要統計に伴う金融政策や世界の市場に与える影響が大きいだけに混乱が予想される。一方、中国も恒大が10月1日(国慶節)書き入れ時を前に25日、同日期限の人民元建て元利払いを主要子会社が履行できず。恒大の元経営幹部が拘束されたという。道理で上海総合3102(-0.43%)、香港ハンセン17,466(-1.48%)。米国株が三尊天井形成といわれるだけに気懸かりだ。ブルームバーグによると、25日「長期停滞を克服した日本」を紹介。長期停滞の典型とみなされてきた国が、平均寿命や1人当たりGDPの伸びでいつの間にかG7 をリード。数十年ぶりデフレに終止符を打った。日本はドル建てで世界のどの国、地域より大きい株のリターンをもたらしていると乗り気。総務省の資料によると、今年初外国人を含む総人口1億2541万人で前年比51万人余り減少。平均寿命84を超え240ヵ国中4位。世界3位GDPの伸びが2013年から22年の間に現地通貨ベースで最も大きい。同期間に人口が2%減少する一方、GDP62%増の472万円になった。米国16%増(人口6%増)、ドイツ32%増(同5%増)、フランス33%増(同3%増)などゆうに上回った。クールグマン氏(70)も7月25日付NYタイムズのコラムで、「日本は人口動態の調整を加えると著しい成長を達成した」と述べている。「繁栄と社会的安定を保ちながら困難な人口動態の中をやり繰する手本」とベタ褒めだ。さらに、サントリーHDの社長で経済同友会の代表幹事新浪剛史氏(64)。日本経済がデフレからインフレの転換点にあると述べ、インフレで貨幣価値が目減りするため、民間企業の投資が重要な役割を担うという。その通りだ。ラピダスの小池社長(1952年生まれ)が2030年「北海道バレー」実現に意欲。半導体産業の復活を目指すのも一環。米中に何が起きようと、日本にとってピンチがチャンス。世界の資金がどこに集まるか見ものだ。7~9月巻き戻し10~12月あく抜けに変わりない。日本の出番がやってくる。
日経平均先物によると、26日大証ミニ3万2040円(-0.12%)に対しラージ同、シカゴ2060円、現物より255円安い。ダウ先物3万4156ドル(-0.34%)。同149ドル高い。VIX恐怖指数17.22(+1.89%)、WTI原油先物89.06(-0.69%)。金先物1928(-0.41%)、ビットコイン円3,911,667(-0.17%)。
26日の日経平均363円安。大引け3万2315円。TOPIX2371(-13)。プライムの出来高13億1800万株、売買代金3兆2500億円。値上がり495(値下がり1280)。10年債0.740%(+0.015)。米10年債4.490%(-0.043)。インドNifty19,664(-0.05%)、ロシアRTS990(-0.70%)。マザーズ722.12(-1.33%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。算命学で来年の国運がわかった。出番に備え呼吸を整えよ。(了凡)