バフェット氏先手打つ 世界維新もファンドが主導権握る (2023.08.16)
反発。日経平均小陰線の引け。5日線3万2770円を下回った。前日の夜間取引で先物3万2290円に鞘寄せ。米国のインフレ、中国のデフレと綱引き。後場伸び悩んだ。予想を上回った国内4~6月期GDP6.0%増を好感する一方、中国の経済関連統計(7月)が不振で「リーマン・ショック」寸前並み。決算発表一巡、盆休み、台風7号の影響もあり薄商いだ。歴史が動く時お金も動くと述べた。新しい世界秩序を巡るもので、大国は未来の市場獲得に勝利するため莫大な補助金を提供。懐に余裕のないすべての国が敗者になるという。米国にグリーンテクノロジー開発に伴う新たな税額控除を手掛かりに洪水のような資本が流入。EUが独自の包括支援で対抗し、日本は投資加速を目指し1500億ドル借り入れを発表。中国依存度を減らす試みが始まった。中国経済の低迷が米企業を直撃しているのも事実。ダウやデュポン、キャタピラーなどゼロコロナ解除から受注回復といわれながら4~6月期下方修正。回復がマリオットやスターバックス、アップルなど一部にとどまっている。15日米小売売上高(7月)のほか、16~17日ウォルマートやターゲットの決算発表も新たな材料。14日、米財務長官は「中国の経済的苦境が米経済にもリスク要因」と述べた。2009年、15年、20年と3度強力な金融緩和と財政出動でしのいだものの、今回人民元下落と地方政府の債務残高急増により流動性危機に直面。前日触れた碧柱園次第で総崩れも考えられる。いわくつきの15日、FOMC議事要旨16日、ジャクソンホール24~26日が注目される所以。1日フィッチの米国債格下げから流れが変わった。2011年スタンダード・アンド・プアーズの格下げをトラウマに時間稼ぎ。50年ぶりキッシンジャー氏訪中と同心円。早ければ10~12月、遅くても来年11月米大統領選に向けて米中再編。大国同士の消耗戦が本格化する見通し。明治維新に長州藩のファンドが貢献したように、世界維新でどこのファンドが主導権を握るか見ものだ。バフェット氏が日本株に先手を打った。2020年8月5大商社に5%ずつ。22年11月6%強、23年4月7、4%という。維新直前、家康の遺産を食いつぶし幕府・諸藩も破綻寸前。徳政令で武家を救う一方、大量の金が国外流出した。財政再建に成功した長州と薩摩が主導権を握り尊王攘夷をリード。大政奉還を果たした。1853年ペリーが浦賀に現れ開国を要求したが、直後南北戦争(1861~65)に呼び戻され使命を達成していない。後日、日本は渋澤栄一(1840~1931)や岩崎弥太郎(1835~85)など維新を切り盛りした。
日経平均先物によると、15日の大証ミニ3万2040円(-0.64%)に対しラージ同、シカゴ2000円。現物より239円安い。ダウ先物3万5090ドル(-0.79%)。同218ドル安い。VIX恐怖指数15.70(+5.94%)、WTI原油先物81.61(-1.08%)。金先物1935(-0.46%)、ビットコイン円4,283,059(-0.05%)。
15日の日経平均178円高。大引け3万2238円。TOPIX2290(+9)。プライムの出来高12億8300万株、売買代金3兆0600億円。値上がり1061(値下がり715)。10年債0.625%(+0.010)。米10年債4.234%(+0.038)。上海総合3176(-0.07%)、香港ハンセン18,581(-1.03%)、インドNifty19,434(+0.03%)、ロシアRTS1004(-0.47%)。マザーズ741.49(-0.95%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。必ずチャンスがやってくる。(了凡)