第2波も時間の問題 世界のお金が日本に集まる所以 (2023.07.25)
週明け3日ぶり反発。日経平均小陽線の引け。買い戻し一巡後小動きだ。前週末ダウを先行指標に今週FRBとECB利上げ、日銀緩和続行など追認したもの。引け後先物が甘い。上海総合3164(-0.11%)に対し香港ハンセン18,668(-2.13%)の影響とみられ、中国習主席の腹心奏剛(チン・カン)外相3週間以上行方不明と中国の16~24歳失業率21.3%が46.5%(3月)に跳ね上がった由。21日述べた通りだ。このほか、米金融サイトで「過去52年間最大の金融ショックが起きる」とのコラム。8月22~24日「BRICS+(中国・ロシア・インド・ブラジル・南ア・サウジ)」など年次首脳会談で金と連動した新通貨の創設が発表される見通し。原油のドル決済に風穴をあけるもので金利上昇要因という。道理で薄商い。25日線3万2837円が上値の関門になった。半面、外資にとって日本株に続き円債も人気。デフレが一巡し中長期インフレが定着すると、設備や人材投資が活発になり資金需要が増加するためだ。サムライ債はじめ過去5年で1兆4400億円と最高。円高差益も考えられる。FRB、ECB利上げの傍ら日銀が慎重でこの上ない人気。株が先行し年初来日経平均27.7%上昇。注目されたCPIも、米国のコア指数6月3.0%にひきかえ日本3.3%と8年ぶり逆転。4、6月バフェット氏来日をきっかけに日本株と円建て債中心に日本資産が見直された。24日ピークを迎えた祇園祭然り。八坂神社の神すさのおのみことと妻・子供たちが主役。神々が17日3基の神輿に乗って鴨川を渡り、氏子地域に赴いて四条通の御たび所(神の休憩所)で7日滞在。24日再び氏子地域を巡って神社へお帰りになる。7日限定で町内を清めて下さる祭り。24日深夜、境内に3基の神輿をお迎えする時、周囲が真っ暗になり和琴だけ響く中、おおおという祓いの声とともに本殿に移られる数分間、神気を感じ日々のけがれが祓われた気分。締めが31日。疫神社で茅の輪をくぐり疫病退散を果たす。記録的な酷暑に拘らず一切決められた通りだ。山鉾を飾る織物が素晴らしい。獅子、麒麟、龍、鳳凰ほか旧約聖書ギリシャ神話。オランダ商館長から家光に贈られたベルギー製タペストリー(おしゃれ)など。三井をはじめ豪商が財を投じ異国の骨董を集め、円山応挙の原画を織物に仕立てた鉾もある。空襲、原爆を免れたゆえ残った芸術品の数々。世界から集まった中世の織物が4年ぶり勢揃いした。10トン以上の鉾を数回方向転換する辻回しも格別。中国のバブル崩壊や米国の52年ぶり金融ショック何のその。世界のお金が日本に集まる所以だ。
日経平均先物によると、24日大証ミニ3万2585円(-0.08%)に対しラージ2590円、シカゴ2585円。現物より116円安い。ダウ先物3万5429ドル(+0.09%)。同201ドル高い。VIX恐怖指数14.26(+4.85%)、WTI原油先物77.83(+0.99%)。金先物1967(+0.04%)、ビットコイン円4,138,083(-3.09%)。
24日の日経平均396円高。大引け3万2700円。TOPIX2281(+18)。プライムの出来高12億3400万株、売買代金2兆9700億円。値上がり1501(値下がり279)。10年債0.440%(-0.035)。米10年債3.802%(-0.030)。インドNifty19,672(-0.37%)、ロシアRTS1023(+1.15%)。マザーズ770.21(+0.61%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■(****)など。第2波も時間の問題だ。26日取材のため、27日付本欄休載の予定です。(了凡)