証券ビュー

アンコール伊勢町

吟味できるポジション 本格的な株高に入る前大きく下落 (2023.07.13)

 反落。日経平均中陰線の引け。ストレステストだ。11日米主要3指数続伸を受け12日米CPI(6月)発表待ち。27~28日の日銀政策決定会合を打診。市場がAIで一足先に解を出した。金利と株価は天敵同士。前日、7~9月巻き戻し10~12月あく抜けと述べたばかり。この間、円安株高から円高株高に切り替わるとみられ、市場の裏側で積み上がった取引が巻き戻されて逆方向に動き出すわけだ。NYの若林氏によると、12月7日が目安という。日経が12日1面トップでプライム離脱48社の意向を伝え、9月の特例措置申請期限まで100社超の見通し。日本株上昇に慎重な向きもあり頭を冷やす場面。市岡氏が触れたように、本格的な株高に入る前いったん大きく下落する場面が多い。トルコの仲介でスウェーデンのNATO加盟が動き出したのも事実。これから半年紆余曲折が反転のエネルギー。来年早々11月まで総統と大統領選が続き後半あっという間に過ぎる。文春8月号に面白い指摘があった。曰く、ロシアのウクライナ侵攻は戦争の捉え方に大きな変化をもたらした。まず勝者がいない。たとえロシアが勝っても、ウクライナは決して許さない。核抑止力の平和論が虚構なのも明らかになってきた。そこで新しい平和論に日本が登場。米中やロシアにない敗戦体験がモノをいう。しかし、従軍経験のある人が正義の戦争をしていると思い込み必死に闘ったものの、戦後になって正義がひっくり返ったという。太平洋戦争以前に似たような戦争があった。秀吉の朝鮮出兵。内戦の戦国時代を制し、領土的野心から海外に渡り失敗。この反省で生まれたのが江戸時代。260年天下泰平が続いた。日本は戦争に負けたことで平和の時代に勝者になる機会を得たという。今回、ガイアの法則をはじめホロスコープ、算命学、伊勢の式年遷宮、嶋中氏の景気循環など明治から好景気6回目。これで失敗ならあとがない。エミン氏の40年上昇(23年調整)説にうかがえる。1880~1920(1920~43)、1949~89(89~2013)に次ぐもので2013~53(53~76)までお見通し。来年7月新札発行を境にイメージも固まってきた。モノから金融サービスの伸び顕著。女性の活躍が目立ち健康リード。日経平均30万円、女性総理誕生、人生100年定着などお花畑に近い。過去の本格的な株高は円高を伴っているという。日本の借金は日本人の財産、自国通貨で借金できる国に破綻なし。これら7~9月巻き戻し10~12月あく抜けを通じて吟味できる。
 日経平均先物によると、12日大証ミニ3万1850円(-0.28%)に対しラージ同、シカゴ1830円。現物より114円安い。ダウ先物3万4523ドル(+0.17%)。同262ドル高い。VIX恐怖指数14.64(-1.35%)、WTI原油先物75.34(+0.68%)。金先物1939(+0.10%)、ビットコイン円4,310,000(+0.15%)。
 12日の日経平均259円安。大引け3万1943円。TOPIX2221(-14)。プライムの出来高13億2400万株、売買代金3兆3900億円。値上がり464(値下がり1313)。10年債0.475%(+0.025)。米10年債3.942%(-0.031)。上海総合3196(-0.78%)、香港ハンセン18,860(+1.08%)、インドNifty19,384(-0.28%)、ロシアRTS1004 (+0.69%)。マザーズ773.54(-1.84%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。吟味できるポジションになった。(了凡)