証券ビュー

アンコール伊勢町

日銀も同じ穴のムジナ GAFAMが止まるとてきめん (2023.05.12)

 小反発。日経平均小陽線の引け。もち合い圏だ。10日、米CPI4.9%を受けダウ30ドル安。午前211ドル高、午後322ドル安に振れインフレ高止まり。6月のFOMC(13~14日)に向け利上げ後退という。同日、米10年債3.44%。0.08%下げナスダック1%高。GAFAMによるもので、年初来S&P500種上昇分の9割占める。わずか数銘柄の大型ハイテクが全体を支え債務上限問題Xデー待ち。グーグルが生成AI(対話型)を日本語で提供。40言語対応も打ち出し19日G7サミット(広島)で戦略会議の材料になる見込みだ。Xデーが米財務長官により6月1日。9日協議を始め再協議12日。債務不履行にならないことが「100年以上の歴史」(高橋洋一氏)であれ、民主・共和両党妥結に市場の混乱が必要でセルインメイ。間際に条件つきで成立する公算が大きい。米国債格下げや財政見直しが伝えられ縮小均衡路線に移行。米国債のCDS(クレジット・デフォルト・スワップ=国や企業の信用リスクに備えた保険料)が昨年後半から急伸し65.29で高止まり。デフォルトの確率1%でリカバリーレート4割という。直ちに行き詰まらないもののリスクが積み上がり気になる。4~6月しのいでも7~9月、10~12月ガス抜きなしに収まらない。何より、これ以上GAFAMがもたない。インフレを止めるのに深刻な景気後退が必要で、FRBは7月のFOMC(25~26日)も利上げ見送りといわれる。債務上限問題をしのいでもGAFAMが止まるとてきめん。市場に選手がいなくなりお手上げだ。ゴールドマンが「マクロバスケット」を提案。国債先物やゴールド買い。S&P500種の先物売りという。国内でも気になる情報を入手した。4月、日銀総裁に就任した植田和男氏(71)。当初「日本のバーナンキ」といわれ、マクロ経済学や金融論に明るく前途洋々に見えた。しかし、ホロスコープ(天体配置図)によると総裁に「なってはならない人」。木星と海王星のはざまで相克にはまり、金庫を空っぽにする運命にあるという。算命学によると、親に頼らず自力で道をひらく初代の星。22・23年「うだつを上げる」と太鼓判。救世主に見えた。ホロスコープを加味すると、あらゆる政策より市場の混乱の方が上。天王星の公転周期84年(海王星164年)に見合うもので、金本位制復活が視野に入り身につけた学識や経験など及ばない場面。日本の金本位制導入1871年。黄金の国ジパングといわれる一方、古くから銀本位で金本位になっても貿易決済に銀を多用。本格的に採用したのが1897年。FRBやECB、日銀も同じ穴のムジナだ。
 日経平均先物によると、11日大証ミニ2万9110円(-0.03%)に対しラージ同、シカゴ9100円。現物より27円安い。ダウ先物3万3518ドル(-0.25%)。同13ドル安い。VIX恐怖指数17.23(+1.71%)、WTI原油先物72.22(-0.47%)。金先物2039(+0.13%)、ビットコイン円3,706,971(-0.20%)。
 11日の日経平均4円高。大引け2万9126円。TOPIX2083(-2)。プライムの出来高13億0100万株、売買代金2兆9600億円。値上がり740(値下がり1021)。10年債0.385%(-0.025)。米10年債3.379%(-0.060)。上海総合3309(-0.29%)、香港ハンセン19,743(-0.09%)、インドNifty18,297(-0.10%)、ロシアRTS1057(+0.51%)。マザーズ756.49(+0.54%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■(****)など。GAFAMが止まるとてきめんだ。(了凡)