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非鉄ポストが台風の目 日本のゴールドラッシュ救世主に (2023.04.20)

 9日ぶり小反落。日経平均小陰線の引け。上げ一服だ。18日、米主要3指数まちまち。ダウ構成30銘柄値上がり15値下がり同。後場円安に振れ下げ渋った。手掛かり難の8連騰。引け後、買い戻しが一巡し先物安に跳ね返っている。来週から決算発表に明け暮れ、27~28日の日銀政策決定会合がお色直し。委細構わず5月19~21日G7サミット(広島)を織り込むとセルインメイ。弱気相場の罠にはまる。もともと英国の相場格言で、夏場盛り上がらず上がらないため9月再開を促すもの。米国の場合、昨年後半から逆イールドを無視していいとこ取り。金利や企業業績、取り付けさえ悪材料と好材料の見分けがつかず努力相場の様相。18日発表したゴールドマンの純利益18%減(1~3月期)にもうかがえる。エミン氏によると、過去の景気後退も1年前から逆イールドが先行。昨年後半米10年債が同2年債を0.8%以上下回り常軌を逸した状態。この間持ち出しが続き、今後予想される調整に持ち堪えられるか心配だ。満期1年の米国債で約5%の利回り。配当利回り1%の米株では太刀打ちできない。苦しい下げ相場がゆっくり進むという。日本でも3、4月景気先行指標が悪化し楽観できる状態にない。しかし、悲観に及ばない。量的緩和やイールドカーブ・コントロールもツールに過ぎず必要がなくなればやめてしかるべき。賃金の上昇、需給ギャップ解消、経済成長など金融政策にも限界がある。黒田氏が間違っていたのでなく、日銀は10年にわたり役割を果たした。この上、政府や民間にかかっている。若林氏もNYからの便りで、米国が大局デフレに転換し金利低下に言及。4月15日から5月13日の間に大きな変化が起きるという。日本にとって気懸かりだが、30年デフレのトラウマが免疫となり災い転じて福となす場面。国内で都市鉱山が続々名乗りを上げゴールドラッシュの走り。3月の米銀破綻をきっかけに世界レベルで信用不安が蔓延。前日述べたように、現在蓄積された量が世界の現有埋蔵量に対し金約16%(約6800トン)、銀22%(6万トン)ありトップレベル。ドルやユーロ、ルーブル、人民元など大増刷にも対抗できる。IMFがSDR(特別引出権)でドル本位制を肩代わり。日本のゴールドラッシュが救世主にも見える。旧約聖書のエゼキエル書38、39によると、ロシアはドイツがレオパルト戦車を投入してもウクライナに負けず、その後「第3次大戦」で核兵器を投入し主役を演じた末滅亡するという。当初天王星の公転周期84年から市場のうねりを感じていたが、エゼキエル書が待ったをかけた。にも拘らず、日本の都市鉱山がAIを使ったリサイクルで復活。砂金取りをしのぎ再びジパングになった。
 日経平均先物によると、19日大証ミニ2万8460円(-0.42%)に対しラージ同、シカゴ8480円。現物より127円安い。ダウ先物3万4029ドル(-0.28%)。同52ドル高い。VIX恐怖指数17.39(+2.60%)、WTI原油先物79.38(-1.88%)。金先物1982(-1.84%)、ビットコイン円3,961,717(-2.62%)。
 19日の日経平均52円安。大引け2万8606円。TOPIX2040変わらず。プライムの出来高9億4300万株、売買代金2兆3600億円。値上がり638(値下がり1081)。10年債0.470%変わらず。米10年債3.619%(+0.044)。上海総合3370(-0.68%)、香港ハンセン20,367(-1.37%)、インドNifty17,618(-0.23%)、ロシアRTS1013(+0.29%)。マザーズ763.49(-0.28%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。非鉄ポストが台風の目になりそうだ。(了凡)