日経平均3連騰で助走 4月9日に日銀総裁こけら落とし (2023.03.30)
3連騰。日経平均中陽線の引け。全面高だ。28日米主要3指数反落を受けたもので配当取り、同再投資、バリュー株などオンパレード。25日線2万7613円を上回り落ち分約250円先取り。引け後、VIX恐怖指数が19.24(-6.60%)をつけた。米国とスイスの信用不安一服。始まったばかりで締まりがない。半面、円がウォール街の避難先通貨となり3月のパフォーマンス好調。年内1ドル120~125円説で持ち切り。大手金融筋によると、4~9月さらに金融システムが悪化するか否か確認する場面。必要な情報が揃うまで一定範囲のもみ合いという。今となれば、米国も日本の「失われた30年」と同様「落下しても起き上がれない状態」という。1970年代のインフレ懸念以上に今後何年も経済不振が続くという懸念。米国の地銀破綻を走りに国際金融資本の秘密口座を預かるスイスもクレディとUBSが巻き込まれ凍結が泣きどころ。19世紀初頭から約200年続いたユダヤ系錬金術にヒビが入った。旧王家グループの金庫番といわれ、戦争をはじめ奴隷やアヘンなど荒稼ぎ。蓄えの重みで底が抜けた。折も折、円が買われ米国債入札に肩入れ。市岡説に沿って新年度イールド・カーブコントロールの変動幅拡大。円高に振り米国債購入を増やす公算が大きい。FRBが記録的な金融緩和の末、1年で一挙4.5%利上げすると気絶する銀行も出る。投資銀行部門の暴走といわれ、リーマン危機の亡霊そのもの。現に、当事者がリーマン関係者とあって納得した。FRBは金融システムよりインフレを優先し、22日FOMCで0.25%利上げを決定。米国にも平成ならぬ鬼平と述べた。今後オフィスビルや住宅など不動産下落が見込まれ米国も貸し渋り。「日本化」に陥るのが関の山。事実上、日銀頼みと考えられる。4月9日、新総裁こけら落とし。日経平均3連騰で助走が始まった。米国とスイスの金融危機まだ序の口。5月2、3日次のFOMCまで売りたい強気。目一杯持ち上げ事態長期化に備える見通し。インフレが収まらないと利上げに追い込まれ、再び中小地銀の取りつけにつながる。米国の株式時価総額が世界の6割を占める現状から、日本の90年代とそっくりだ。1949年の取引所再開から40年上げ30年デフレ。米国も1982年ダウ769ドルから40年上げ2023年調整入り。10年や20年「日本化」を受け入れないと30年で収まらない。日本は来年熊本の半導体工場が稼働すると様変わりだ。
日経平均先物によると、29日大証ミニ2万7685円(+0.38%)に対しラージ7680円、シカゴ同。現物より204円安い。ダウ先物3万2813ドル(+0.69%)。同419ドル高い。WTI原油先物74.00(+1.09%)。金先物1984(-0.28%)、ビットコイン円3,749,125(+4.77%)。
29日の日経平均365円高。大引け2万7883円。TOPIX1995 (+28)。プライムの出来高13億6600万株、売買代金3兆3000億円。値上がり1734(値下がり78)。10年債0.300%(-0.005)。米10年債3.571%(+0.005)。上海総合3240(-0.16%)、香港ハンセン20,192(+2.06%)、インドNifty 17,080(+0.76%)、ロシアRTS1007(+0.76%)。マザーズ746.47(+0.79%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。日経平均3連騰で助走が始まった。(了凡)