証券ビュー

アンコール伊勢町

香港ハンセン先行指標 ウクライナの停・休戦視野に入る (2023.04.03)

 前週末反発。日経平均小陽線の引け。買い一巡後、伸び悩んだ。米主要3指数が月末、四半期末も重なり持ち高調整の場味。3月10日シリコンバレー銀破綻に伴う下落幅の3分の2戻し窓埋め。米信用不安が一服した。2月の米PCE(個人消費支出)4.6%(市場予想4.7%)、1年先の同インフレ率3.6%(2月4.1%)など具体的な材料。引け後、先物が比較的確り。3日米製造業PMI、4日同非製造業同、7日同雇用統計発表(米休場)など加味するともち合い。9日の日銀総裁こけら落としから5月2、3日次のFOMCにかけてひと相場。セルインメイ(5月に売れ)の流れだ。ウクライナの停・休戦が視野に入り、中国の不動産バブル崩壊、米国の兵器在庫一掃など手詰まり。信用不安第2波が見込まれるためだ。前週末入手した情報によると、中国の外貨建て債務約2.2兆ドル(BIS統計)。事実上3~4兆ドルといわれ、単年度黒字3000億ドルの現状から返済困難。従来香港経由の返済が行き詰まるという。消耗戦の限界となり香港ハンセンが先行指標。7~9月ないし10~12月、信用不安再燃を境に米国やスイスから国際金融資本の高飛びが予想される。シンガポールや日本に流れ込む観測も興味深い。虎の子だけに相当な受け皿と考えられ、市場もろとも息を吹き返す見通し。ウクライナとロシアが停・休戦に応じれば米国株売り日本株買い。世界の「日本化」が見込まれる一方、製造業・インバウンド復活が本格的に動き出す。シリコンバレー銀の預金流出3月9日420億ドル、10日1000億ドルといわれ、15日小型銀から1200億ドル流出し大手銀に660億ドル流入。ネットバンキングで瞬く間に動いた。第2波が停・休戦と絡むだけに桁外れのスケール。9日こけら落としはじめ、5月G7(広島)、9月G20(ニューデリー)など日本次第で日経平均3万円大台回復。「日本のバーナンキ」と金本位制復活が焦点になった。JBpressによると、強くなるため何をしないか。Forbes JAPANを引用している。失敗にこだわらない。ネガティブな人とつき合わない。自分を疑わない。謝罪を求めない。自ら哀れと思わない。恨まない。誰の影響も受けない。介入しない。怠けない。悲観しない。十項目。直近の騰落レシオ121.72%。明らかに過熱だが、世界で唯一30年デフレからインフレを受け入れ、2日で配当落ち分約250円を埋めた市場エネルギーが異色。■■■■■■(****)のロシア工場が国営企業に移管(タス通信)しようと動じない。半導体製造装置23品目輸出規制、米EV税優遇適用除外、日中外相会談然り。何も彼も日本にお鉢が回ってくる。
 日経平均先物によると、足もと大証ミニ2万8230円(+0.50%)に対しラージ同、シカゴ8225円。現物より184円高い。ダウ先物3万3524ドル(+1.45%)。同250ドル高い。VIX恐怖指数18.70(-1.68%)、WTI原油先物75.70(+1.79%)。金先物1986(-0.55%)、ビットコイン円3,787,337(+0.10%)。
 3月31日の日経平均258円高。大引け2万8041円。TOPIX2003(+20)。プライムの出来高14億2500万株、売買代金3兆7400億円。値上がり1279(値下がり477)。10年債0.320%(+0.005)。米10年債3.475%(-0.075)。上海総合3272(+0.36%)、香港ハンセン20,400(+0.45%)、インドNifty17,359(+1.63%)、ロシアRTS996(-0.96%)。マザーズ749.45(+0.27%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。香港ハンセンが先行指標になった。(了凡)