証券ビュー

アンコール伊勢町

反りが合わずもみ合い 来年の今ごろ取りつく島もない (2023.02.21)

 週明け小反発。日経平均小陽線の引け。25日線2万7310円と75日線2万7307円がゴールデンクロスした。後場の値幅30円。20日米国休場(ワシントンの誕生日)とあって手探り。関係分で■■■■(****)と■■■■■■■(****)が昨年来高値を更新した。23日天皇誕生日にあたり今週あと3日。22日FOMC議事要旨(1月31日・2月1日開催)、24日次期日銀総裁所信聴取を控え北朝鮮ミサイル2発、新興国債務危機、穀物供給不安など懸念材料。売りたい強気と買いたい弱気で反りが合わない。米国にこだわると、経済を楽観するか引き締め長期化を悲観するか2月から綱引き。双方かたくなに譲らない。日足をみると、小幅もみ合いが続きくどくなってきた。3月にも理外の理。なければ4~6月、7~9月ふるいと述べた所以。しばしばFOMC直後騙しといわれ、ゴールデンクロスも駆け引きのひとつ。中長期じっくり構えている。ILO(国際労働機関)によると、労働者の購買力を示す昨年インフレ調整後の平均賃金がコロナ発生以前の2019年を下回ったという。米国の場合、後半減速が目立ち暦年で民間非農業労働者の平均時給4.4%増。昨年3月5.6%から落ち込み、同時期の消費者物価上昇率6.4%を下回った。同様に、12月欧州6ヵ国の賃金平均4.9%増。前月5.2%から下振れし、ユーロ圏のインフレ9.2%を大幅に下回った。道理で市場エネルギーが足りないわけだ。市岡氏によれば、コロナ禍で株価が暴落した2020年3月を起点に主要国の今年1月まで時価総額増加率(ドル換算)をみると、2.2倍に上昇したインドをトップにプラス11%の日本24位(世界平均プラス51%)。円ベースならプラス34%で国内投資家に不満なし。対ドル2割以上円安となり外資が割を食った。3月以降が問題。値上がりトップのインドか、24位の日本が巻き返すか。米国が世界平均に近いプラス57でドル本位制のしばり。来年の今ごろ台湾に続きインドネシア、翌3月ロシアとウクライナ大統領選。さらに、11月5日米大統領選も迫りてんやわんや。取りつく島もない。これまで先送りされた懸案が一新される定めにある。日本の場合、年度上半期に渋澤栄一の1万円札を筆頭に5000円(津田梅子)、1000円札(北里柴三郎)を20年ぶり刷新。差し引き楽観が悲観を上回る見通し。四国松山の■■■■(****)も面白い。
 日経平均先物によると、20日大証ミニ2万7485円(-0.13%)に対しラージ7480円、シカゴ同。現物より57円安い。ダウ先物3万3799ドル(-0.20%)。同28ドル安い。VIX恐怖指数21.64(+4.91%)、WTI原油先物77.01(+0.60%)。金先物1852(+0.15%)、ビットコイン円3,331,180(+2.13%)。
 20日の日経平均18円高。大引け2万7531円。TOPIX1999(+7)。プライムの出来高10億1300万株、売買代金2兆2900億円。値上がり1310(値下がり467)。10年債0.500%変わらず。米10年債3.819%(-0.045)。上海総合3290(+2.06%)、香港ハンセン20,886(+0.81%)、インドNifty17,844(-0.56%)、ロシアRTS913(-0.70%)。マザーズ766.97(+0.12%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。反りが合わずもみ合いだ。(了凡)