証券ビュー

アンコール伊勢町

市場の洗礼に備える 早ければ3,4月次の幕が上がる (2023.02.15)

 反発。日経平均小陰線の引け。5日線2万7578円を上回った。13日米主要3指数上昇を受けたもので、買い一巡後戻り待ちの売りが出て伸び悩んだ。14日に次期日銀総裁、日本時間同夜半米CPI(1月)発表を控え引け後先物小動き。13日NY連銀が伝えた1月の消費者調査で3年先の予想物価上昇率2.7%(中央値)。2年3ヵ月ぶり頭打ちを好感した米株を同債券が牽制している。米CPI発表を見越し2年物国債が2週間で30ベーシスポイント上昇する一方、S&P500種は1.5%跳ねているためだ。ブルームバーグによると、株がディスインフレにあってゴルディロックス(適温相場)を織り込み、成長とインフレ双方で負のリスクを過小評価しているという。日銀の新体制には評価する声が多い。バーナンキ元FRB議長(任期2006~14)と後任イエレン同(同2014~18)のリレーに沿ったもので、大恐慌(1929~33)の研究に明け暮れ今日までしのいだ。前者が緩和マネーばら撒きなら後者は利上げ引き締めにかかり切り。黒田氏がバーナンキ氏に相当し、元米財務長官サマーズ氏が植田氏を「日本のバーナンキ」と持ち上げた。事実、バーナンキ氏と植田氏が同時期MIT(マサチューセッツ工科大)の大学院で学び、師匠もスタンレー・フィッシャー氏(79)。著名な経済学者でサマーズ氏やドラキ氏(前ECB総裁)も同窓の教え子。よほどか水面下で調整が進んでいたとみられる。日銀正副総裁任期5年。初の金融政策決定会合4月27~28日の予定。戦後の経緯から日本が西側の前衛となること請け合いで3、4月市場も黙っていない。日本のバーナンキがどの程度のものか。次回FOMC3月21~22日直後の相場でわかる。昨年9月に出た三空売り、赤三兵買いパート2。NYで3月中下旬金先物底入れ説が流れており、市場の洗礼を浴びる公算が大きい。植田氏の任期が23~28年で嶋中氏のゴールデンサイクル23~25年と重なるだけに、昨年ベストセラーになった「80歳の壁」(和田秀樹著)を超える勢い。還暦60過ぎから次の人生が始まるのも道理。理論的に120で限界という。現在80なら還暦後20に若返り、もう一度青春がやってくる。数年後、日経平均5万円と述べた。日本にとって維新、敗戦、バブル崩壊に次ぐ3度目の復活。ホロスコープ(天体配置図)による天王星84年周期が時空のよりどころ。早ければ3、4月次の幕が上がる。
 日経平均先物によると、14日大証ミニ2万7640円(+0.07%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より37円高い。ダウ先物3万4312ドル(+0.13%)。同66ドル高い。VIX恐怖指数20.44(-0.44%)、WTI原油先物78.96(-1.48%)。金先物1867(+0.20%)、ビットコイン円2,887,000(+0.15%)。
 14日の日経平均175円高。大引け2万7602円。TOPIX1993(+15)。プライムの出来高10億1900万株、売買代金2兆4200億円。値上がり1458(値下がり330)。10年債0.500%変わらず。米10年債3.687%(-0.025)。上海総合3293(+0.28%)、香港ハンセン21,113(-0.24%)、インドNifty17,929(-0.89%)、ロシアRTS955(-1.02%)。マザーズ772.46(+1.06%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。市場の洗礼に備えるところだ。(了凡)