証券ビュー

アンコール伊勢町

3月になると様変わり 日本株の77年周期3度目なるか (2023.02.09)

 戻り売りに続落。日経平均小陰線の引け。後場下げ渋った。7日米主要3指数反発に拘らずもち合い圏。FRBと市場の駆け引きが続いている。後にも先にも画期的な米雇用統計(1月)の余韻が残っているため。日本時間8日未明、FRB議長の言及した「インフレ後退に時間」が幕間にふさわしい。中国の「偵察気球」やトルコ南部大地震にも動じない。しかし、3月になると様変わり。日銀の金融政策決定会合9~10日、FOMC21~22日が関門。次期日銀総裁人事に米国の債務上限問題もひっかかる。2日FOMC直後の騙しと昨年9月に出た三空売り、赤三兵買いパート2の解を巡るもので、日柄整理が先行。下手に動くと値幅整理に見舞われる。2022年8月21日、日経に「同じ軌道を描く日本株77年周期3度目なるか」というコラムが出た。明治から敗戦、敗戦から現在まで77年日本株の動きが酷似している旨の筋書き。1868年と1945年を起点に歴史的な出来事を並べると同じ時間軸で似たようなことが起きている。20年代の混乱が日本のみならず世界の政治や経済、社会も一変しかねないパラダイムシフト。コロナをきっかけに今月ウクライナ危機まる1年。紆余曲折を経て来年1月台湾総統選から本格化。2月インドネシア、3月ロシアとウクライナ、11月米大統領選にかけて世界も幕末化。中央集権の構造が一掃される見通し。1860年代、日本の維新で300余の藩が消滅したように、イタリアやドイツ、米国でも南北戦争の結果合衆国となり一本化。20年代、逆回転を始め1860年以前の分散型に戻るという。中央政府の財政が限界を迎え、国家の安定が失われるとユーロ崩壊、テキサスが米国から分離する事態も考えられる。一つの時代末期に天候不順や戦争など無政府状態に陥るのが常。日本でも平安中期末法思想が流行し鎌倉・室町時代に方丈記で描かれたような無秩序が横行した。このため、30年代まで混乱が相次ぎ想定外に明け暮れるという。1981年から約40年続いた低金利が終わり高金利の時代。米国の長期金利が60年周期でこれから20年上昇。財政を圧迫し国家予算に占める利払いが社会保障費を上回る見込み。にも拘らず、ウクライナに大掛かりな武器供与や資金支援。債務返済の片鱗もなくインフレで帳消しといわれる。要するに、FOMC直後の騙しと三空売り・赤三兵買いパート2が次のステップ。債券どころか現金水浸しのインフレが予想され、30年出遅れた日本株で借りを返す場面。やがてテンバガーが続出すると考えられる。
 日経平均先物によると、8日大証ミニ2万7465円(-0.49%)に対しラージ7470円、シカゴ7480円。現物より126円安い。ダウ先物3万4132ドル(-0.22%)。同25ドル安い。VIX恐怖指数18.79(-3.29%)、WTI原油先物77.794(+1.04%)。金先物1892(+0.43%)、ビットコイン円3,035,500(-0.35%)。
 8日の日経平均79円安。大引け2万7606円。TOPIX1983変わらず。プライムの出来高10億9500万株、売買代金2兆7800億円。値上がり993(値下がり744)。10年債0.485%(-0.005)。米10年債3.654%(-0.014)。上海総合3232(-0.49%)、香港ハンセン21,283(-0.07%)、インドNifty17,871(-0.85%)、ロシアRTS992(-1.14%)。マザーズ792.66(+1.36%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。3月になると様変わりだ。(了凡)