米CPI日銀鉢合わせ 決算発表一巡控えポジション調整 (2023.02.13)
前週末4日ぶり反発。日経平均小陰線の引け。SQ値2万7779円を下回った。10日ダウ反発ナスダック続落が物語るもので、決算発表一巡を控えポジション調整。日銀新総裁人事が固まり、14日米CPI(1月)発表に備える動き。再び5日線2万7648円を回復し騙しとみられる。米国経済を巡る最大の謎が経済といわれ、強いか弱いか区別できないためだ。目立つのがベア(弱気)の言い分。我々は過去100年で4回目のスーパーバブル。株や債券、住宅などすべて実体経済とかけ離れ高水準。1929年大恐慌、89年日本のバブル、2000年ネットバブルに続く異常事態になった。ウクライナ危機のほか、米中バブル崩壊、気象変動、資源枯渇、人手不足などネガティブな材料ばかり。強気から転向も増え1~3月転換点。4~9月エアポケット入り。インフレに債務上限問題も絡みFRBが市場と綱引きの状態だ。3日、目をむく米雇用統計発表後ブレークアウト。2日FOM直後の騙しと考えられ、昨年9月に出た三空売り、赤三兵買いパート2が解。中国の偵察気球やトルコ南部大地震もあり懸案先送りになった。日本の場合、14日米CPI発表に対し同日政府が日銀新総裁人事案を国会に提示する構え。雨宮氏が就任を辞退し植田氏(71)を立て難局を乗り切る方針だ。学者肌で現場経験もあり海外通。運勢をみると、親に頼らず自力で道を開く初代の星。遅咲きの花。2023年に限れば、うだつを上げる年。昨年から努力が実り始めポジションが上昇した。奥の院の意向を感じる。万一のピンチに海外とも連携。副総裁の内田、氷見野両氏と打開が見込まれる。事実、今年の春闘で賃金が上がりインフレ率5%(2022年3.5%)なら円高株安。就任前から予断を許さない。10日、サマーズ元米財務長官が「インフレに関する気の緩みが市場に広がり想定以上の引き締めが必要」と警告。1月の米中古車2.5%、ガソリンも値上がりし、利上げを伴わず2%インフレに戻らない。ハードランディングやむなしとの持論を伝えた。同日、■■■■■■■(****)が10~12月期を発表。次のステップを5月本決算に持ち越した。増収となり収益、財務ともに改善。年明け本社と研究開発拠点を移転。捲土重来だ。11日、日経が「mRNA次はがん治療に」6段向きの記事。モデルナにビオンテックの新薬開発と治験の触れ込み。1月16日以降の反転に尾ひれがついた。15,25,75日線3本が接近中で近くゴールデンクロス。二段上げからピッチが上がりそうだ。
日経平均先物によると、直近大証ミニ2万7590円(-0.22%)に対しラージ同、シカゴ7575円。現物より96円安い。ダウ先物3万3891ドル(+0.47%)。同22ドル高い。VIX恐怖指数20.53(-0.87%)、WTI原油先物79.76(+2.18%)。金先物1876(-0.11%)、ビットコイン円2,857,333(+0.40%)。
10日の日経平均86円高。大引け2万7670円。TOPIX1986(+1)。プライムの出来高13億9600万株、売買代金3兆4500億円。値上がり808(値下がり946)。10年債0.500%(+0.010)。米10年債3.740%(+0.062)。上海総合3260(-0.30%)、香港ハンセン21,190(-2.01%)、インドNifty17,856(-0.21%)、ロシアRTS971(-0.62%)。マザーズ780.79(-1.71%)。値上がり率ランキングによると、関係分で ■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など。14日、米CPIに日銀が鉢合わせだ。(了凡)