3月のFOMCが焦点 米CPI巡り市場とFRB格闘 (2023.02.03)
もち合い圏。日経平均小陰線の引け。週日立ちすくみだ。日本時間2日未明FOMCを受けダウ6ドル高(一時505ドル安)を吸収。3日米雇用統計発表を加味したもの。米10年債が一時3.3%台後半(前日3.5%台)になり、フィラデルフィア半導体指数も3073(+5.19%)に跳ね上がった。プライムの値上がり524(値下がり1242)に過ぎない。FRB議長に債務上限問題の足かせ。FOMC直後、市場の反応に騙しが多いという。次回3月21~22日に決着がつく見通し。ひところ、米国の現状を見ると日本の未来がわかるといわれたが、アップルとアマゾンの決算から今年が正念場。2024年3月ロシア、同11月米大統領選を控えているためだ。昨年10月中国の新体制が困難を極め朝令暮改もしばしば。世界の大国が消耗戦にはまり、コロナ・ウクライナ問題長期化で共倒れの危機。84年前1939年、その84年前1855年に並ぶポジション。ホロスコープ(天体配置図)によるもので天王星の公転周期。前者が第1次近衛内閣総辞職・ドイツのポーランド侵攻なら、後者も安政江戸地震・日露和親条約調印など風雲急を告げた。2021年8月、20年にわたった米軍アフガン駐留撤退から本格化。戦後圧倒したパックス・アメリカーナが限界を迎え世界の至るところで流動化が顕著になった。21年2月クーデターが起きたミャンマーでも明らか。国連も機能不全になり混乱に拍車。3月のFOMCで資金の流れが一変する公算もある。1月に外資が中国株を香港経由で約2兆7000億円買い越し最高というが、昨年10月末から半値戻しショートカバーとみられる。日本の場合、デフレ30年の出口に相当し世界のインフレに連動する場面。今月日銀新体制が固まる見込みで、シンプルで普通のセントラルバンキングが求められる。大きな成果を求めず期待以上ならよし。春闘をきっかけに30年できなかった賃上げにインフレが噛み合うと経済が回り出す。84年巡りめぐってポジティブな材料にたどりついた。若林氏をはじめエミン氏、市岡氏、嶋中氏とも共通項があり、23~25年ゴールデンサイクル。卯が跳ね辰巳で天井をつくり一服。33年まで伊勢の遷宮(金の座)が目安。10年越し主力製造業の復活が見込まれる。在庫、設備投資、建設投資、技術革新によるもので教科書通り。インバウンドも並外れたレベル。一杯数百円のラーメンが2000円に化けるインフレも考えられる。30年デフレでたまりたまった個人金融資産2000兆円を刺激するわけだ。3月にも米CPIを巡り市場とFRBが格闘。買いに分がある。
日経平均先物によると、2日大証ミニ2万7425円(+0.13%)に対しラージ7430円、シカゴ7425円。現物より23円高い。ダウ先物3万4104ドル(-0.13%)。同11ドル高い。VIX恐怖指数17.60(-9.28%)、WTI原油先物76.42(+0.01%)。金先物1971(+1.46%)、ビットコイン円3,078,000(+0.79%)。
2日の日経平均55円高。大引け2万7402円。TOPIX1965(-7)。プライムの出来高11億9600万株、売買代金2兆8900億円。10年債0.404%(+0.004)。米10年債3.404%(+0.004)。上海総合3285(+0.02%)、香港ハンセン21,958(-0.52%)、インドNifty17,610(-0.03%)、ロシアRTS1009(+0.66%)。マザーズ785.27(+0.27%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。3月のFOMCが焦点になる。(了凡)