証券ビュー

アンコール伊勢町

41年ぶりバブルの走り 次の日銀総裁が日米の鍵を握る (2023.01.23)

 前週末反発。日経平均中陽線の引け。25日線2万6498円を上回った。20日ダウ330ドル高(19日252ドル安)に繋がるもので戻りを試す場面。中国経済正常化、コロナ「5類」移行、個別に決算発表など新たな材料。16~20日ダボス会議、21日から中国春節7連休、31日~2月1日FOMCもありポジション調整とみられる。米利上げペース修正と中国経済回復を巡るもので決め手を欠くのが現状。節分、彼岸に向けてさらに乱高下が予想され、次回3月9日の日銀政策決定会合を通じて米国の意向も明らかになる見込みだ。19日、米債務が上限に達し米大統領が下院議長と協議。スイスで米財務長官曰く「デフォルトなら世界金融危機」と譲らない。受け売りだが、日本の対外総資産1250兆円(2021年末)。同債務840兆円(同)。差し引き純資産410兆円(同)世界ダントツ。これに対し米国の対外純資産△2067兆円(同)。日本の純資産半分が米国債を通じた投融資で代わりに穴を埋める国が見当たらない。現政権がどちらに向いて政策決定しているかイールドカーブでわかるという。日銀の購入する国債が国内の銀行、生損保、公的年金や外資など資産運用のプロ。彼らが高値で買った国債を売り抜けるよう0.5%程度で無制限に買っているのが政策の狙い。企業は円安で水膨れした利益の大半内部留保に回し、銀行も預貸率が低迷している。米政府や連邦準備制度が大企業本位なのは、GAFAMやウォール街など巨額賄賂が定説。いよいよとなれば日本もNISAが動員され、総務省が20日発表した消費者物価4.0%上昇(12月)をきっかけに41年ぶりインフレ。前回1982年に相当しバブルの走り。製造業自体DX導入により設備を一新し生産性革命が不可欠になってきた。嶋中氏の景気循環論が23~25年に短・中・長・超長期集中するのも偶然ではない。伊勢の20年遷宮説(金座=かねのくら)然り。日本の復興が米国の占領に始まり、中国やロシアと一線を画し納得できる旨述べた。受けて立つほかない。NISAがバブルを助長し大部分金融危機で元も子もなくすというが、維新、敗戦に続き84年に一度の転換期で流れに背を向けられない。今度は日本の勝ち戦(いくさ)。23~25年にかけて日経平均4万円から大相場入り。猫も杓子も日本なしに始まらない。還暦を過ぎた年配も二度目の青春。41年前のバブルをしのぐもので次の日銀総裁が橋渡し。ビットコインの出直りも時間の問題だ。
 日経平均先物によると、直近大証ミニ2万6910円(+1.45%)に対しラージ同、シカゴ6890円。現物より336円高い。ダウ先物3万3465ドル(+0.98%)。同90ドル高い。VIX恐怖指数19.85(-3.27%)、WTI原油先物81.96(+1.37%)。金先物1927(+0.20%)、ビットコイン円2,943,402(+0.18%)。
 20日の日経平均148円高。大引け2万6553円。TOPIX1926(+11)。プライムの出来高9億5200万株、売買代金2兆2900億円。値上がり1320(値下がり429)。10年債0.400%(-0.005)。米10年債3.489%(+0.086)。上海総合3264(+0.76%)、香港ハンセン22,044(+1.82%)、インドNifty18,027(-0.44%)、ロシアRTS991(-0.12%)。マザーズ753.59(+1.20%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。次の日銀総裁が日米の鍵を握る。(了凡)