明らかに日本の出番 米国に偏り過ぎた資本が流れ込む (2022.12.26)
前週末反落。日経平均小陽線の引け。自律反発が一巡した。23日ダウ176ドル高(22日348ドル安)によるもので、5日線2万6587円をはじめ主要移動平均線が下振れ。25日線から乖離率-5.24%となり売られ過ぎの水準。週明け持ち高調整も考えられる。28日の日銀政策決定会合(12月19~20日開催)と31日発表される中国の12月製造業・非製造業PMIが新たな材料。プロやアマも見境がつかず立ちすくんでいる。前週NYで話題を集めたのがプロのプット・コール・レシオ。主要投資家の弱気を象徴するもので、21日2.03となり1999年以来最高。リーマン危機やコロナ初期でも1.50に過ぎず見込み外れのままだ。米個人投資家協会の週間調査(22日)も今後6か月弱気が52.3%と前週から8%上昇し9週ぶりの水準。FRBの利上げにしてやられたという。3ヵ月ごと発表されるFOMC参加者金利見通し(中央値)によると、23年末5.00~5.25%と今年9月4.50~4.75%から引き上げられた。リーマン危機直後5.25%がピークだけに胸突き八丁とみられ、22日ナスダックが10月の年初来安値1万0321を下回ったのに見合っている。来年前半ガス抜きが見込まれ後半高い。むしろ、プロアマ痛み分けが先行し地合い好転。日本株に分がある。1月4日米ISM製造業景況指数(12月)、同日FOMC議事要旨(12月13、14日開催)、6日米雇用統計発表などあく抜け。これから5年、米国株売り日本株買いで帳尻が合うはずだ。ブルームバーグによると、前週米政権がドルと世界の決済システムを兵器化する間違いを犯し覇権脱却の動きを伝えた。一方、米利上げに伴い短期で借りて長期運用するFRB 自体の収益悪化。これまで純益を米財務省に納付し財政赤字を縮小したものの赤字拡大。ドルを増刷するとインフレ退治が困難で今後3~5年改善の余地なしという。かくて、日本株の出番。エミン・ユルマズ氏の所見に異論ない。世界主要国の多くで現時点のあらゆる景気先行指数が下向きになっているのに拘らず日本だけ上向き。明らかに日本が強い。長らく米国に偏り過ぎた資本が日本に流れ込むとみられる。日本の時価総額が世界の6%弱に落ち込んでいるが、本来の実力10%とみられ史上最高値を更新する旨定説になった。23日述べた「人類9割削減計画」に対抗するもので、ホロスコープ(天体配置図)に基く天王星84年・おうし座入り7年周期(2019 3/6~26 4/26)の法則通り。来年から日本株を担ぐことに決めた。
日経平均先物によると、直近大証ミニ2万6210円(+0.23%)に対しラージ6220円、シカゴ6240円。現物より5円高い。ダウ先物3万3352ドル(+0.43%)。同148ドル高い。VIX恐怖指数20.87(-5.01%)、WTI原油先物79.35(+2.40%)。金先物1806(+0.60%)、ビットコイン円2,241,832(+0.40%)。
23日の日経平均272円安。大引け2万6235円。TOPIX1897(-10)。プライムの出来高11億6300万株、売買代金2兆4900億円。値上がり575(値下がり1192)。10年債0.370%(-0.020)。米10年債3.738%(+0.061)。上海総合3045(-0.28%)、香港ハンセン19,593(-0.44%)、インドNifty17,806(-1.77%)、ロシアRTS963(-0.64%)。マザーズ707.23(-2.00%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。明らかに日本の出番だ。(了凡)