来年様々な懸案にケリ 大型株さえテンバガーのスケール (2022.12.09)
続落。日経平均小陰線の引け。後場、下げ渋った。7日ダウ1ドル高を受け、後場中国や香港の防疫規制追加緩和が材料。75日線2万7584円を下回った。正念場に違いない。しかし、9日米PPI、13日同CPI、14日同FOMCなど加味すると利上げ0.5%織り込み済み。コロナにしても「第8波」を数え、いちいち反応していられない。FOMC前のブラックアウトでアップルが話題という。7日、ナスダックや新興市場で自動運転関連銘柄が軒並み安。ブルームバーグによると、アップルが開発中の自動運転車。発表が1年延び2026年になる見通し。開発内容も後退し事実上市場から撤退するという。10月に米フォードと独VW共同出資の「アルゴAI」(自動運転スタートアップ)が清算に追い込まれたばかり。フォードいわく「収益を伴う完全な自律走行車が普及するのに時間がかかる」のが主因。一つの製品、一台の車に限らない。車が障害物を識別し安全性を確保するだけで膨大な先行投資が必要という。やっとまともになった。ITやDXだけで何も解決しない。米国にとっても製造業の復活と不可分の関係。自動運転に限らず、ひところゴーストダウンといわれたデトロイトに活気が戻ったという。日本の場合、7日述べた■■■■(****)が最大の手掛かり。2030年を目安に大型電炉をつくる旨表明。22年以降、姫路の広畑や米国アラバスで新電炉案件があり、将来ハイテン(高張力鋼板)、超ハイテン、EVのモーターに使う電磁鋼板をつくる狙いもある。50年にCO₂ゼロ、コークスの代わりに「水素製鉄」も伝えられ日本の製造業アップデートと述べた。19年4月、戦後財閥解体のくびきを解かれ旧商号に復帰。朝鮮戦争(1950~53)休戦のまま、進駐軍(米国)が認めたといわれる。10年足らずで関連投資が続出しそうだ。このため、■■■■■(****)や■■■■■(****)など基幹産業が立ち直り、数年後日経平均5万円とも述べた。米利上げ継続後1年ほど高いといわれ、その後反動も予想されるか来年が肝腎。無事乗り切るとバブル後高値更新が見込まれる。大型株さえ中長期テンバガーのスケール。市場を通じて製造業なしに経済が成り立たないことを学ぶわけだ。日本は戦後米国の傘下に入ったものの植民地に非ず。チベットと並び独立を守った。DNA鑑定により先祖のDNAを受け継いでいる。
日経平均先物によると、8日大証ミニ2万7515円(+0.11%)に対しラージ7510円、シカゴ同、現物より59円安い。ダウ先物3万3688ドル(+0.19%)。同90ドル高い。VIX恐怖指数22.84(+3.02%)、WTI原油先物73.86(+2.57%)。金先物1797(-0.01%)、ビットコイン円2,306,077(-0.27%)。
8日の日経平均111円安。大引け2万7574円。TOPIX1941(-7)。プライムの出来高10億9100万株、売買代金2兆6900億円。値上がり630(値下がり1096)。10年債申さず。米10年債3.449%(+0.031)。上海総合3197(-0.07%)、香港ハンセン19,450(+3.38%)、インドNifty18,609(+0.26%)、ロシアRTS1098(-0.08%)。マザーズ774.71(-0.56%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。来年、様々な懸案にケリがつくという。(了凡)