相場に訊くほかない 3度目の復活が視野に入った日本 (2022.12.08)
3日ぶり反落。日経平均小陽線の引け。値下がり(686)より値上がり(1049)の方が多い。6日ダウ350ドル安(一時528ドル安)、フィラデルフィア半導体指数2673(-2.36%)が主因。5日線2万7879円が25日線2万7898円を上から分断しデッドクロスだ。75日線2万7603円が下値の目安という。引け後、先物が小安い。ウォール街によると、インフレが消費者の蓄えをかすめ、コロナ対策1.5兆ドル(約200兆円)が来年どこかで底をつくと味気ない。これから波乱が待っている旨伝えられた。9日米PPI(卸売物価指数=11月)、13日同CPI、14日同FOMCを加味して利上げ0.5%を織り込み、その後利下げが視野にないのも事実。米株プットオプションの建玉総数をコールオプション同総数で割ったプット・コール・レシオによると、5日平均で20年3月以来高水準。相場下落の備えが上昇期待を上回る。さらに、10月下旬から10年債が3ヵ月物利回りを0.8%下回り逆イールド深刻。22年ぶりという。サンタの気配がない。その点、6日出くわした株高説をないがしろにできない。米国の国防予算事実上300兆円、日本も同100兆円といわれる「公共投資」が原資。このほか、米政権が賃金インフレによりGDPを嵩上げし、連邦債務拡大引き上げに舵を切ったのも見逃せない。時間稼ぎとみられる。アベノミクス巻き戻しもしどろもどろ。優柔不断な日銀のリフレ政策がもたらしたもので、10月21日の1ドル151.94円を高値に12月2日133.6円をつけ来年前半織り込んだ。次期日銀総裁が利上げに踏み切ると限らず、日本がダンマリ戦術で米国債を引き受け資金繰りをつける見通し。後日、ハイパーインフレで万一新円切り替えになっても現金が紙くずになるだけ。1945年の敗戦当時に前例があり、49年取引所再開により■■■■(****)や■■■■■(****)、■■■■■(****)などプレミアムつきで値上がり。関係各位が喜んだという。日本の場合、バブル崩壊に伴う30年デフレを乗り切り、リフレからインフレに移行する場面。現状が維新、敗戦に次ぐ転機である以上ホロスコープ(天体配置図)抜きに語れない。天王星の公転周期約84年に見合うもので、学者がいかに切れ者でも80年以上前を知らないのと同じ。相場に訊くほかない。批判を承知の上で高橋是清(1854~1936)を持ち上げたのも80年以上前の人。2.26事件で陸軍青年将校の凶弾に倒れ波紋を呼んだ。2022年にまる84年を数える。23年から10年、遷宮による金座(かねのくら)を巡り経済の時代。維新、敗戦に続き3度目の復活が視野に入った。
日経平均先物によると、7日大証ミニ2万7635円(-0.05%)に対しラージ7640円、シカゴ7665円。現物より21円安い。ダウ先物3万3602ドル(-0.09%)。同6ドル高い。VIX恐怖指数22.52(+8.48%)、WTI原油先物74.39(-0.23%)。金先物1784(+0.09%)、ビットコイン円2,316,913(-1.00%)。
7日の日経平均199円安。大引け2万7686円。TOPIX1948(-2)。プライムの出来高10億4500万株、売買代金2兆6300億円。10年債0.250%変わらず。米10年債3.533%(+0.007)。上海総合3199(-0.40%)、香港ハンセン18814(-3.22%)、インドNifty18,560(-0.44%)、ロシアRTS1088(-0.74%)。マザーズ779.07(+0.64%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)など。3度目の復活が視野に入った。(了凡)