40年ぶり遷宮と邂逅 世界の余剰資金が東京に向かう (2022.11.21)
前週末もち合い。日経平均小陰線の引け。先物小確りだ。18日ダウ199ドル高(17日7ドル安)、ナスダック横ばい(同38ポイント安)に見合うもので、夜間取引90円高の2万7970円。5日線2万7962円と並び膠着状態にある。10日発表された米CPIをきっかけに持ち高調整一巡。前週、S&Pの高安差45.17と今年最低。時ならぬ秋の株高が収束するか否か。4回連続0.75%利上げを決めた23日FOMC議事要旨(11月)、来月13日発表される米CPI(同)にかかってきた。17日、米10年債と2年債利回り格差が-0.66%と前日同様40年ぶりの水準。逆イールドの皺寄せが目立ち、金利上昇懸念と戻り相場の反動が綱引きという。一方、18日発表された国内CPI+3.6%(10月)。同じく40年ぶりの伸び。米国7.7%に対し半分以下で大騒ぎ。しばしば述べる伊勢の遷宮と重なるもので、前回もインフレで土地と株が高騰し89年天井をつけた。第61回遷宮で1973~93年が「金座」(かねのくら)に相当しバブル景気。ジャパン・アズ・№1といわれ経済の時代に突入した。第60回1932~36年高橋是清蔵相のもと、金輸出再禁止、日銀引き受けによる財政支出増などリフレ政策と瓜二つ。似た推移をたどる公算が大きい。米国株が下がるほど日本株が上がるわけで事実上1人勝ち。仮説が現実になるか検証に値する。ホロスコープ(天体配置図)やガイアの法則、算命学などAIが物語るもので、2033~53年「米座」(こめのくら)で世界太平の世が実現するという。転落した1990年代から40年後起死回生。数年後、日経平均5万円程度で収まらない。米中「新冷戦」の進行により世界の余剰資金が東京に向かう旨エミン・ユルマズ氏(42)の所見に相違ない。前週米逆イールドと国内CPIが40年ぶり邂逅しヒントになった。多少大袈裟にしても維新、敗戦に次ぐもので、今後数年足らずで世界の新体制判明。来年が急所といわれる。ブルームバーグによると、米国のインフレがピークアウトしても今後5~10年5%近辺にとどまり、消費者の志向変化と借り入れコスト増により多くの企業が深刻な苦境に陥るという。このため、米国自ら株主から従業員優先に舵を切り、人件費をコストから「人材を生かす」方向に切り替えた。インフレと人手不足によるもので米企業の「日本化」を意味するという。延べ30年、中国企業を梃入れし成長を吸い上げる形で金融大国になった反動。中国も日本の90年代に匹敵するバブル崩壊で大調整に入った。
日経平均先物によると、直近大証ミニ2万7965円(+0.30%)に対しラージ7970円、シカゴ7955円。現物より55円高い。ダウ先物3万3766ドル(+0.55%)。同20ドル高い。VIX恐怖指数23.12(-3.38%)、WTI原油先物80.11(-1.87%)。金先物1752(-0.62%)、ビットコイン円2,336,405(-0.27%)。
18日の日経平均30円安。大引け2万7899円。TOPIX1967(+1)。プライムの出来高11億2600万株、売買代金2兆9800億円。値上がり986(値下がり753)。10年債0.240%変わらず。米10年債3.819%(+0.046)。上海総合3097(-0.58%)、香港ハンセン17,992(-0.29%)、インドNifty18,307(-0.20%)、ロシアRTS1147(-0.39%)。マザーズ782.56(-0.99%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。40年ぶり遷宮と邂逅しアップデートした。(了凡)