証券ビュー

アンコール伊勢町

売り一巡から買い戻し インフレターゲット1%で株高 (2012.04.06)

3、4日に続き5日も安い。ヘッジファンドのポジション調整が主因とみられ、4日の日経平均230円安を境に踊り場入り。4、5月が昨年10、11月の安値期日だけに、売り一巡から買い戻しが予想される。3月27日の日経平均1万0255円を高値に10進法で10日、乃至13日のSQ前後が変化日の目安。日本は2月を転機に円安インフレのトレンドとなり、これから欧米や中国の20年デフレと対極の関係。ネガティブからポジティブ・バイアスに変わった。このため、4月の「初押し」買い。6日米雇用統計発表より、9〜10日の日銀政策決定会合が次の手掛かり。焦らず流れをとらえるところだ。3年越しMRJの納入が1年以上延期と伝えられ、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、さらに■■■(****)も反落。調整をやむなくされた。しかし、MRJはボーイング、エアバスをキャッチアップするきっかけ。モノにすると大きい。日本は将来スピード、航続距離、燃費など「ゼロ戦」をしのぐ航空機をつくると考えているためだ。■■■(****)や■■■(****)も自動車に翼をつけて飛びたがっている。辰巳の2年、航空機とつき合ってみるのも面白い。軍用機も民間機も3次元で最高の技術が詰まっている。最高といえば、■■■(****)。5日14万6000円で引けた。丸山ワクチンやインターフェロンと違うのはヒトゲノム解読によるもので、同社の場合、中村教授が中心になって癌細胞だけ攻撃する免疫細胞を増殖。末期癌患者に対し血液検査により最も効果があるテーラーメイドペプチドワクチンを投与。相性によるが成功例も多いという。■■■(****)や■■■■(****)、■■■■(****)も首ったけ。互いにどこまでつき合えるか前人未到。ゲノム創薬は世界初だけにレベルも高い。万一自分が癌になっても、相場から学ぶものが免疫になるため理に適っている。

日経平均は52円安。後場戻したものの9767円の引け。出来高22億1700万株、売買代金1兆4100億円。初動が終わり初押しになったもので何ら心配ない。第2、第3につなぐ幕間。低気圧が抜けると支援材料が出てくるものだ。前日述べた■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)が気になるほか、■■■■(****)の差し入れ。コンプレッサー世界シェア25%といわれ、新年度出荷拡大が見込まれ大幅増益の見通し。マークするに越したことはない。一方、■■■■(****)がぶざまに反落。見切り売りに値を消した。前週の落ちで信用残14万株。液状化に伴う地盤改良受注の遅れを物語るもので、昨年理想買いに対し今年、来年現実買い。5月の決算発表であらかたわかる。経済学者の岩田規久男。彼は著書で日銀が物価安定を最優先する余り、デフレに対する配慮が足りないと批判。日銀総裁のNY講演が物価安定に終始したことも引っかかった。インフレならまだしも日本だけデフレ。物価が下がりデフレギャップ15兆円。せめてニュートラル、トントンにしないと国内に資金が回らない。そう思っていたら2月14日追加緩和のサプライズ。黄金分割の日柄と呼応するもので、円高デフレから円安インフレに転換。今後日銀が不作為でもインフレターゲット1%で株高になる。4、5月モノにするところだ。(了凡)