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アンコール伊勢町

9日ゴールデンクロス 裏の裏が出て表になる米国の現状 (2022.11.10)

  まちまち。日経平均大陰線の引け。上げ一服だ。8日米中間選と10日米CPIよし。米主要3指数続伸を好感し後場見送られた。引け後小甘いほか、値上がり上位指数台湾加権2.18%、フィラデルフィア半導体2.15%、韓国KOSPI1.06%に対し、同値下がり上位リップル円8.06%、イーサリアム円6.28%、ビットコイン円2.53%など手詰まり。3日ぶり反落した日経平均も■■■■■■■■■(****)70円安と■■■■■■(****)40円安が大半。プライムの値上がり880(値下がり865)にひきかえ、■■■■(****)と■■■■■(****)の下げが目立つ。しかし、25日線2万7164円が200日線2万7152円を上回りゴールデンクロス。警戒人気が強いだけに堅調な地合いだ。前日述べた理由で米国のインフレが峠を越し上値を試す展開。裏の裏が出て表になっている。10月の米CPIが9月(8.2%上昇)を下回ると拍車がかかりそうだ。11月末「ブラックフライデー」(個人消費を促す大規模セール)おあつらえ向き。来週米小売各社の決算発表が注目される。中間選の結果が2年後大統領選に跳ね返るといわれ、来年以降米景気後退を巡りせめぎ合い。万一暖冬になり、ウクライナに平和がやってくると経済成長加速。売り方の踏みから大相場になったところで何も解決しない。買い方も投げに見舞われるためだ。米国の場合、中間選を通じて国内の分断や対立が明らかになり遠心力を懸念する声が広がっている。中国やロシアもそうで長引く消耗戦に耐えられず事実上共倒れ。中長期「失われた30年」に匹敵し「日本化」の公算が大きい。来年前半正念場と考えられる。日本の場合、バブル崩壊をトラウマに30年しのぎGDP世界3位を確保。デフレからリフレ、インフレを前に30年ため込んだ企業や家計の現預金が動き出す。国内の設備投資回復にインバウンド棚ぼた。来年から10年、伊勢の遷宮金座(かねのくら)のいいまわしもあり経済拡大。周回遅れどころかトップに立つチャンスだ。18世紀後半から200年以上続いた英米の市場経済を受け継ぐもので、武力やモノカネ一辺倒から平和と精神の時代をリード。その後20年、米座(こめのくら)になっても日経平均の上昇が続くといわれ恵まれたポジション。今となれば米CPI上昇に伴う株価のインフレスライドが最大の手掛かり。日経平均やTOPIXを丸ごと買っても御釣りがくる。9日、世界経営者会議で米コカ・コーラ社長が講演し、日本のペットポトルリサイクル率が50%超となり、世界最先端と持ち上げた。
 日経平均先物によると、9日大証ミニ2万7695円(-0.16%)に対しラージ7700円、シカゴ7675円。現物より41円安い。ダウ先物3万3085ドル(-0.27%)。同76ドル安い。VIX恐怖指数25.51(+4.76%)、WTI原油先物88.14(-0.87%)。金先物1712(-0.23%)、ビットコイン円2,586,940(-4.45%)。
 9日の日経平均155円安。大引け2万7716円。TOPIX1949(-8)。プライムの出来高12億8100万株、売買代金3兆3900億円。10年債0.245%(-0.005)。米10年債4.132%(-0.008)。上海総合3048(-0.53%)、香港ハンセン16,358(-1.20%)、ロシアRTS1128(-1.31%)。マザーズ738.35(-0.36%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。裏の裏が出て表になる米国の現状が面白い。(了凡)