製造業が経済のイロハ 幕末、戦後復興に匹敵する場面 (2022.11.08)
週明け3日ぶり反発。日経平均小陽線の引け。雲に隠れたままだ。5日線2万7531円、75日線2万7611円も抵抗線となり8日米中間選。10日米CPI発表も控えているためで、経済統計が遅行指標だけに買い戻し一巡後模様眺め。しらけた地合いだ。7日入手した情報によると、米国の有権者が経済状況を悪いと考えているのに対し、必ずしも現実と一致しない。インフレ率が厄介なほど高い一方、他の指標良好。現状とコロナ前を比較すると雇用と生産どちらも回復。直近3.5%の失業率、就業者数の割合然り。GDPも議会予算局がコロナ前予想した水準に近い。例えば、9月の米CPIがコロナ前から15%上昇した傍ら、平均賃金も14%上がりほぼイーブン。労働力の80%占める非管理職労働者の賃金が16%上昇し大きな打撃を受けていない。21年FRBの調査によって急上昇するインフレと景気後退懸念に伴い多くの米国民が狼狽しているのは確か。しかし、彼らのネガティブな見方に拘らず経済が多くの面で良好なのも事実。22年も同様とみられる。米国のみならず日本でも書店に大恐慌ものが目立ち30年前から外れっ放し。にわかに宗旨替えも出始めた。米国のほか中国やロシア然り。とっくに破綻するはずがゾンビとなって旧態依然。もはや、つける薬がない。応仁の乱(1467~77)世界版。来年から消耗戦の果てを巡る10年が始まる。日本は13年に第62回伊勢の遷宮・金座(かねのくら)に由来する20年。1300年続いており、幕末1849~69年、戦後復興の1973~93年に匹敵するもので、23年から10年経済の時代本格化。直近1983~93年のバブル期と重なる場面に入る。1932~36年高橋是清蔵相(1845~1936)のリフレ政策がモデルといわれ、近経やマル経で説明できないところがミソ。幕末でいえば、黒船来航と尊王攘夷でオケラになった維新政府が討幕のほか日清・日露戦争を通じて巨大な中国とロシアに勝つ前哨戦。戦後の復興がピークに向かう80年代、日本が太平洋戦争で木端微塵にやられた米国に経済で恩返し。ひところ、ジャパンアズ№1といわれた。90年にバブルが崩壊し元の木阿弥だが、「失われた30年」大調整をしのぎ当時のトラウマが今日新たなポジションを生んだ。大国が消耗戦で共倒れ。日本は仲介や調停を通じて維新や戦後復興に次ぎ3度目の出番。■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)に■■■■■■(****)など主力が軒並み確り。90年代米国の取り上げた日本マネーが行き過ぎた緩和で倍になって戻ってくる。製造業復活が経済のイロハだ。
日経平均先物によると、7日大証ミニ2万7600円(+0.18%)に対しラージ同。シカゴ7605円。現物より77円高い。ダウ先物3万2620ドル(+0.59%)。同217ドル高い。VIX恐怖指数25.32(+0.08%)、WTI原油先物92.25(-0.39%)。金先物1679(+0.19%)、ビットコイン円3,043,0137(-0.96%)。
7日の日経平均327円高。大引け2万7527円。TOPIX1934(+18)。プライムの出来高12億3300万株、売買代金2兆9100億円。値上がり1298(値下がり474)。10年債申さず。米10年債4.135%(-0.027)。上海総合3077(+0.23%)、香港ハンセン16,595(+2.69%)、ロシアRTS1132(+3.49%)。マザーズ733.06(+0.21%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)
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