23年から経済の時代 高橋是清のリフレ政策がモデル (2022.10.13)
小幅続落。日経平均小陽線の引け。小動きにとどまった。11日ダウ36ドル高(一時406ドル高)を受け、12日FOMC議事録要旨、13日米CPI発表、米主要企業決算発表を控え尻込み。引け後、先物もおとなしい。ウオール街で短期筋の持ち高調整や売り持ち積み上げが伝えられ、ヘッジファンドの一角で「パーフェクトストーム(最悪の嵐)がやってくる」という。長期緩和の後、FRBがインフレ退治に乗り出し、30年前日本の鬼平が踏んだ轍を見る思い。英新政権が財源なしで大幅減税を発表しトリプル安に見舞われたばかり。バツの悪い地合いでとりとめがない。ヘリコプターマネーの元FRB議長がノーベル経済学賞、同平和賞もウクライナの人権団体に決まり当てつけの印象。戦後77年で限界がきた。維新(1868)、敗戦(1945)に次ぐもので日本のチャンス。見方にもよるが、英米より30年進んでいる。10年債が19年2月から一貫してマイナスとなり資本主義の終焉といわれながら今日まで持ち堪えた。持統天皇(690)以来1300年以上続く伊勢の式年遷宮も語り草。原則20年ごと東の「米座」(こめのくら)と西の「金座」(かねのくら)で新宮が入れ替わる。幕末1849~69年「金座」にあり黒船から維新に向け激動が始まった。戦後の混乱で遷宮が4回延期され、1953年「米座」から戦後復興の時代。73~93年の「金座」にバブル景気でジャパンアズ№1。「米座」となる93年以降バブルが弾け、2013年第62回遷宮で「金座」入り。向こう20年経済の時代に突入した。22年に前半10年が終わり23年後半10年が始まる。世界最速でデフレ脱却を実現した1932~36年高橋是清蔵相(1845~1936)の金輸出再禁止、日銀引き受けによる政府支出増などリフレ政策の成功がモデル。世界中インフレ退治でデフレに向かう一方、日本が唯一デフレを抜け出しインフレに呼応。日経平均が戻り高値を更新し世界を引っ張るわけだ。日本が周回遅れどころか先頭にあるわけで、これから10年「経済の時代」を通じて若い世代がデフレから抜け出すチャンス。製造業復活、インバウンド再燃も時間の問題だ。大憲章(マグナカルタ=1215)から800年続いた英国の時代が終わり、1300年続く日本の式年遷宮「金座」到来。前半助走に過ぎず後半本格化。23年から10年弾みがつく見通し。日経平均5万円、10万円で収まらない。
日経平均先物によると、12日大証ミニ2万6430円(+0.17%)に対しラージ同、シカゴ6435円。現物より38円高い。ダウ先物2万9406ドル(+0.48%)。同167ドル高い。VIX恐怖指数33.43(+3.02%)、WTI原油先物89.84(+0.55%)。金先物1675(-0.64%)、ビットコイン円2,810,569(+0.93%)。
12日の日経平均4円安。大引け2万6396円。TOPIX1869 (-2)。プライムの出来高11億6400万株、売買代金2兆8000億円。値上がり775(値下がり981)。10年債申さず。米10年債3.958%(+0.021)。上海総合3025(+1.53%)、香港ハンセン16,701(-0.78%)、ロシアRTS971(-0.70%)。マザーズ713.58(-0.46%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。23年から経済の時代だ。(了凡)