東西共倒れ漁夫の利 来年1~3月米国もトリプル安 (2022.09.30)
反発。日経平均中陽線の引け。配当落ち分を即日埋めた。28日米主要3指数急反発によるもので、英中銀650億ポンド一時買い入れ報道がきっかけ。事実上10月14日まで緩和措置と受け取られ時間稼ぎ。一連の買い戻しにつながった。英国債利回りが急落し、出勤前3.94%だった米10年債が一時3.69%となりディーラー仰天。機関投資家の持ち高調整も伝えられる。落ち分225円を加味すると473円高。引け後先物が安いのも道理で自律反発の域を出ない。この上、29日米GDPデフレータ、10月3日米ISM製造業景況指数、同5日米雇用統計発表など一喜一憂。ひとまず収まったものの10月17日再開。FRBが大きな間違いを犯したといわれ、英新政権も大規模減税に伴うトリプル安で英中銀介入を招き失格の烙印。米国債が過去100年で3度目のピンチという。このため、ショート(空売り)に分があり、G20サミット(10月30~31日)と次回FOMC(11月1~2日)が正念場。根本的な問題を解決できない儘越年の公算が大きい。市場の一部で25年前ブラックマンデー(1987)再来を懸念する向きがあり、リーマン危機(2008)前の原油安然り。9月23日英政府が発表した「減税と財政による包括的な経済対策」により、ポンドが1985年の最安値を下回ったのが気懸かり。債券安に拍車がかかり英国債先物僅か2日で8%下落。大手米銀の債券含み損が自己資本の8%超となり、リーマン当時の8.75%に匹敵する水準という。来年1~3月アベノミクス巻き戻しに向けて株のほか債券、ドルも暴落しトリプル安が考えられる事態になった。米マーケット全体リスクを抱え、FRBがコントロールできないためだ。若林栄四氏のダウ54.4%安を物語るもので、29日、1万6850ドル(28日2万9683ドル)からボトム圏と述べた。現在第5波で規格外という。年内最後のFOMC(12月13~14日)が新たな手掛かり。算命学によると、来年ケリがつくといわれ決定的な場面がやってくる。日本の場合、29日伝えられた■■■■■■(****) の8月世界生産40%増の88万5812台。部品不足はねのけ過去最高が光る。■■■■■(****) が電力4社と新型原子炉共同開発よし。製造業復活とインバウンド再燃が見込まれる。公的債務約1200兆円に対し個人金融資産同2000兆円よし。世界株安の受け皿になる旨述べた。98年のドル急落に匹敵する場面を迎え23年から10年尻上がり。東西共倒れとみられ漁夫の利が考えられる。
日経平均先物によると、29日大証ミニ2万6330円(-0.04%)に対しラージ同、シカゴ6335円。現物より87円安い。ダウ先物2万9530ドル(-0.74%)。同127ドル高い。VIX恐怖指数31.35(-3.83%)、WTI原油先物82.27(+0.15%)。金先物1659(-0.64%)、ビットコイン円2,818,487(+0.64%)。
29日の日経平均248円高。大引け2万6422円。TOPIX1868(+13)。プライムの出来高14億0300万株、売買代金3兆2400億円。値上がり1237(値下がり536)。10年債0.245%変わらず。米10年債3.827%(+0.086)。上海総合3041(-0.13%)、香港ハンセン17,165(-0.49%)、ロシアRTS1066(-0.71%)。マザーズ704.84(+2.38%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■■■■(****) など。インフレからデフレに転換したという。(了凡)