一生に一度のチャンス 日本にとって1990年代の米国版 (2022.09.26)
前週末続落。日経平均小陽線の引け。後場下げ渋った。日本時間22日未明FOMC発表を巡るもので、23日米主要3指数4日連続安を受け、直近の日経平均先物2万6410円。現物より744円安い。FRBの政策金利22年末4.4%、23年末4.6%、さらに5%を視野。スイスや英国中銀、ECBも利上げに追随する意向で唯一日銀がゼロ金利継続を表明。日米金利差拡大と為替介入を手掛かりに一時1ドル145円をつけた。事実上、ピークアウト。来年1~3月アベノミクス巻き戻しが予想され円高に転換する見通し。香港の財界人にとって1ドル50円が実力といわれ、日本のゼロ金利を中国のゼロコロナと揶揄。株のほか大都市のオフィスビルやマンションなど外資にとって垂涎の的。若林栄四氏の「25年65円」説に現実味が出てきた。これから5年、米国株売り日本株買い。まるで平成の鬼平がバブル退治に明け暮れた1990年代の米国版。FRBが本格的な引き締めに突入しウォール街も景気後退を覚悟。ハードランディングを受け入れるという。折りも折り、日本時間23日未明、首相がNY証券取引所で講演。「NISA」恒久化をはじめ個人金融資産拡充に言及。ビザなし来日や原発再稼働、10年で150兆円のGX(グリーントランスフォーメーション)投資など日本を売り込んだ。この先1ドル50円なら3倍お得といわんばかり。日本の個人金融資産2007兆円(22年6月末)のうち株式等199兆円(9.9%)に過ぎず、外資に先を越されそうな情勢。米国の製造業が手薄な上、これまで20年ソフトと金融一辺倒の構造も頭打ちとなり、中国やロシアに対抗するため日本の協力が不可欠な模様だ。FOMCの会見中、議長が今後経済の痛みを6回も語り「逃げ場がない」という。27日国葬、28日配当付最終、29日の日中50周年、30日鉱工業生産(8月)発表など踏まえ自律反発。弱もち合いの中、持ち高調整が尾を引きそうだ。ロシアがハルキウとイジュームでウクライナに大敗し戦闘不能という。国連調査委の報告や23日始まった住民投票でも批判続出。消耗戦に限界が目立つ。同日トヨタ(7203)が生産終了を発表。23年にも停戦交渉が行われる見込みだ。23年といえば、癸・卯(みずのと・う)。雪、雨、雲や沼、水たまりなど動きのない水。算命学で知恵のこと。正しく生きるための思考、判断、処理能力を問われ恵みの雨。人々の心が内側に向かい基本、原点回帰。一連の流れにケリをつける年になるという。
日経平均先物によると、直近大証ミニ2万6420円(-2.24%)に対しラージ同。ダウ先物2万9678ドル(-1.56%)。現物より88ドル高い。VIX恐怖指数29.92(+9.40%)、WTI原油先物79.43(-4.86%)。金先物1651(-1.75%)、ビットコイン円2,728,607(-1.24%)。
22日の日経平均159円安。大引け2万7153円。TOPIX1916(-4)。プライムの出来高11億4400万株、売買代金2兆6500億円。値上がり626(値下がり1105)。10年債0.230%(-0.020)。米10年債3.686%(-0.022)。上海総合3088((-0.66%)、香港ハンセン17,933(-1.18%)、ロシアRTS1141(-2.79%)。マザーズ712.50(+0.32%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■(****) など。一生に一度のチャンスだ。(了凡)