10月にも持ち高調整 世界がインフレなら日本デフレ修正 (2022.09.16)
小反発。日経平均小陰線の引け。十字足だ。前日ダウ1276ドル安に対し30ドル高。戻りが鈍い。米10年債一時3.47%をつけ3ヵ月ぶり高水準。ウォール街で「多くの取引参加者が何をすべきか迷っている」という。一方、日経平均も同796円安に対し57円高。五十歩百歩だ。FRBが来週FOMCで0.75~1%利上げ、9月に続き11~12月も0.75%の思惑もあり疑心暗鬼。3月安値を叩いた売り方が9月踏んだように、8月Wトップを突破した日経平均が日本の運命と述べた。27日国葬、29日の日中50周年を消化し10月にも第2幕。持ち高調整が見込まれる。来年1~3月アベノミクス巻き戻しにつながるもので、米国株のハードランディングを吸収する場面。平成の鬼平が30年後米国に乗り移りインフレ退治の印象。相場の調整第5波を念頭にダウ54.4%安に言及。22年1月高値3万6953ドルから半値以下になる見通し。15日「21年1月の最高値3万1272ドルで試算すると1万4261ドルまで持ち出し」を修正します。若林栄四氏によると、1982年769ドルを起点にブラックマンデー、ITバブル崩壊、サブプライム・リーマン危機、コロナショックまで4波。現在、第5波進行中。FRBの行き過ぎた金融緩和がコロナで巣ごもりしたGAFAMの特需に化けインフレを加速。利上げと金融引き締めでダッチロール。中立金利2.5%を上回るものでソフトランディングが困難になった。しかし、何事も2年8~10ヵ月で幕。22年7月コロナ収束、24年10~12月ロシアのウクライナ侵攻も幕といわれる。米中バブル崩壊にロシアの消耗戦もあり新冷戦本格化。これから半年で日本に予想以上の緩和マネーが集まる見通し。遷宮ジンクスでも13年「米座」から「金座」に移り今後10年経済復活が誰の目にも明らかになるという。このため、ダウが最高値から半値以下になっても日経平均2万4000~2万5000円が下値の目安で底堅い。今後、世界がインフレなら日本デフレ修正。中長期インフレと連動して相当な株高が予想される。米中ロシア挙げて「日本化」に追い込まれ、日本が幕末から敗戦、バブル崩壊に続き3度目の復活に挑戦する場面。「失われた30年」を取り戻すわけだ。安心、安全、安定がベース。インフレ修正だけで数年後の日経平均5万円。中長期10万円説じわり。15日、関係分のクロスキャット(2307)が上場来高値を更新している。
日経平均先物によると、15日大証ミニ2万7660円(+0.02%)に対しラージ7680円、シカゴ7695円。現物より181円安い。ダウ先物3万1211ドル(+0.20%)。同76ドル高い。VIX恐怖指数25.90(-5.02%)、WTI原油先物88.47(+0.66%)。金先物1705(-0.66%)、ビットコイン円2,895,092(+0.05%)。
15日の日経平均57円高。大引け2万7875円。TOPIX1950(+3)。プライムの出来高8億9700万株、売買代金2兆3300億円。値上がり960(値下がり773)。10年債0.250%変わらず。米10年債3.461%(+0.055)。上海総合3199(-1.16%)、香港ハンセン18,930(+0.44%)、ロシアRTS1297(+1.11%)。マザーズ751.08(+0.93%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****),■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。持ち高調整を受け入れるところだ。(了凡)