中長期凄いポジション 米中ロシア新冷戦で日本に資金戻る (2022.09.15)
全面安。日経平均大陰線の引け。打つ手なしだ。あるとすれば緊急避難。日本株なしに収まらない。13日米主要3指数急落によるもので、8月の米CPI8.3%上昇(7月8.5%)が主因。市場予想(8.0%)を上回り、エネルギーと食品を除くコア指数6.3%(7月5.9%)も加速。20~21日のFOMCで0.75から1%利上げまで伝えられお手上げだ。米国の鬼平がインフレ退治に取り憑かれ、来週ソフトランディングからハードランディングに舵を切るという。引け後先物に買い戻しが入り、夜間取引で現物より159円安い2万7660円が現状。27日国葬と29日の日中50周年を通じて来年1~3月アベノミクス巻き戻しの走り。中長期三空売りが目先赤三兵買いを制した。13日ロシア軍一部撤退が流れる中、落ち込んでいたバイデン政権の支持率回復。むしろ、CPIショックが打ち水になった。当面75日線2万7507円、200日線2万7430円が下値の目安。今回、米中バブル崩壊とロシアのウクライナ侵攻長期化も脅威だけに日本株にとって追い風。分析によると、13年からアベノミクスによる3度目の大相場が始まった。1回目が東証の前身「東株」開設に伴う1878年から40年間。2回目は「東証」再開による1949年から40年間。40年上昇、23年調整のダイナミズム。2053年まで上昇が続く見通し。20年に1度伊勢神宮の遷宮ジンクスを加味すると、13年「米座」から「金座」に移り33年まで10年経済復活が本格化する見込みだ。関係分の■■■■(****)と■■■■(****)がコア銘柄。AIや5・6G 、DXを取り込みアップデート。これから様変わりという。幕末維新当時馬と刀で尊王攘夷を唱えながら日清・日露戦争を勝ち抜き、戦後原爆投下を境に無条件降伏からバブル期米国の時価総額を突破したケースに見合うもの。戦後米ソ冷戦でのし上がり、13年から米中ロシアの新冷戦。世界を巻き込む桁外れのスケールだ。1回目に東株が240倍、2回目の東証指数も225倍に化けた。アベノミクス直前の日経平均8000円が何倍に化けるか興味深い。外資も消去法で日本株に鵜の目鷹の目。相場の周期といわれる第5波。それもダウが今回サブプライム・リーマン危機当時の調整54.4%を上回るもので、21年1月の最高値3万1272ドルで試算すると1万4261ドルまで持ち出し。米中にロシアのほか欧州や新興国から日本に資金が戻ってくる。30年前流出した4兆ドルの10倍に相当するという。
日経平均先物によると、14日大証ミニ2万7660円(+0.02%)に対しラージ同、シカゴ7670円。現物より149円安い。ダウ先物3万1143ドル(+0.13%)。同38ドル高い。VIX恐怖指数27.21(+13.99%)、WTI原油先物87.23(-0.69%)。金先物1714(-0.18%)、ビットコイン円2,909,324(-0.22%)。
14日の日経平均796円安。大引け2万7818円。TOPIX1947(-39)。プライムの出来高12億株、売買代金3兆0600億円。値上がり131(値下がり1675)。10年債0.250%(+0.010)。米10年債3.447%(+0.033)。上海総合3237(-0.80%)、香港ハンセン18,847(-2.48%)、ロシアRTS1268(-1.18%)。マザーズ744.16(-1.24%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。中長期凄いポジションにある。(了凡)