来年1~3月の走り トルコと日本が新冷戦の鍵を握る (2022.09.05)
前週末小幅続落。日経平均小陰線の引け。弱もち合いだ。夜間取引で先物が売られ足もと120円安の2万7540円という。2日、外為で円がシンガポールドル100円台をつけた。1985年以来37年振りの円安。米雇用統計のほか9日SQ、13日米CPI、21~22日FOMCなどポジション調整。27日国葬、29日の日中50周年で市場の本音もわかる。この間200日線2万7493円で持ち堪えると切り返し。持ち出しなら日柄整理。来年1~3月アベノミクス巻き戻しの走りだ。逆プラザ合意とも受け取れる。米中バブル崩壊、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ世界中消耗戦。10~12月待ったなしの場面。夏場記録的な猛暑にひきかえ、冬将軍に輪を掛けた寒気到来といわれ正念場が続く見通し。世界中「日本化」を懸念しているためで、日本に限ると「失われた30年」を通して大調整一巡。若林栄四氏のこれから5年、米国株売り日本株買いに該当する旨述べた。米中が30~50年バブル崩壊の後始末に追われ、ウクライナやロシアも力尽きて底割れ。賠償金請求で泥沼にはまる。双方共倒れ、日本±漁夫の利。8月26日ジャクソンホールから事実上死闘が始まった。現に、スリランカのほか、パキスタン、バングラディッシュがIMFに支援要請。ラオス、ミャンマーも時間の問題で世界各地の異常気象が拍車をかけている。IMFはおろか国連も機能不全となり当事者能力を失った。2日、日本株に限り維新以来3度目の初動と述べた。米中や欧州とロシアが新冷戦を迎え第2次大戦以来の戦時体制。グローバル化からブロック経済といわれる。受け売りだが、新冷戦により恩恵を受けるのがトルコと日本。トルコは欧州に近い上に賃金が安い。ロシア、中国離れした製造業がエルドアン後生産設備を集中するという。日本もグローバル化の反動で国内にサプライチェーンが戻り、割安な賃金をはじめコストパフォーマンスが高い。中長期、地球レベルでトルコと日本が鍵。いずれ戦後最大の好景気がやってくるという。要するに、30年続いた中国発の世界デフレが終わりマクロでインフレの時代。結局、付加価値の高い日本製品が買われる。ちまたに溢れ返った中国製品が姿を消し、生産・消費財挙げてインフレに連動し経済正常化。国内でつくる動きが本格化する見込み。それも、利益より社会のためでないと伸びない。
日経平均先物によると、直近大証ミニ2万7535円(-0.45%)に対しラージ7540円、シカゴ7545円。現物より106円安い。ダウ先物3万1388ドル(-0.87%)。同70ドル高い。VIX恐怖指数25.47(-0.35%)、WTI原油先物87.25(+0.74%)。金先物1722(+0.78%)、ビットコイン円2,779,222(-0.74%)。
2日の日経平均10円安。大引け2万7650円。TOPIX1930(-5)。プライムの出来高10億3000万株、売買代金2兆4700億円。値上がり650(値下がり1096)。10年債0.235%変わらず。米10年債3.191%。上海総合3186(+0.05%)、香港ハンセン19,452(-0.74%)、ロシアRTS1284(+0.40%)。マザーズ718.03(-1.49%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)など。来年1~3月、中国発のデフレが終わる。(了凡)