9月27日の国葬高い 世界のメディアが日本の現状囃す (2022.08.31)
反発。日経平均小陽線の引け。持ち直した。29日未明米10年債が一時3.13%をつけ、ダウ184ドル安を受けたもの。買い戻しが主因で自律反発とみられる。引け後、先物が伸び悩み一進一退。プライムの出来高9億9800万株、売買代金2兆4500億円。値上がり1542(値下がり243)。戻り待ちの売りも目立ち物足りない。NYに目を向けると、26日ジャクソンホールでFRB議長の「インフレ退治」を評価する一方、過剰な量的緩和で加速したインフレを「止められない」声も少なくない。30日入手した情報によると、米商務省が今年2四半期連続生産が落ち米景気後退懸念といわれるものの失速に近い。生産はGDPとGDI(国内総所得)により計算され、モノやサービスを支出するたび受け取った収入と一致するのが前提。ところが、双方別々セットしたデータを使うため統計上の差が出る。今年相違が大きい。上半期のGDPがインフレ調整後年率1.1%縮小し、GDI同1.6%拡大という。経済変動が大きいと統計の信頼低下につながるものの、GDPとGDIの平均を取って調整すると年率0.2%増で大きな変化なし。全米経済研究所の某教授によると、経済低迷といえども下降に至らず強気。つかみどころがない。前日、9月が中長期の転機。来年1~3月アベノミクス巻き戻し。丸3年円高に振れ再びデフレと述べた。1日米ISM製造業景況指数、2日米雇用統計、13日米CPI発表。さらに、21~22日FOMCにかけてフルイがかかる。事実上、ゴールデンクロス売り、デッドクロス買いの二面作戦。米中バブル崩壊とロシア侵攻長期化を念頭に±漁夫の利が考えられる。利上げや引き締めで相対的に割高な海外にひきかえ、マイナス金利解消が見込まれる日本の物価、債券、株価の割安修正が予想され、7月に外資の日本国債と日本株買い越しも明らかになった。9月27日、安倍元首相の国葬。参列者6400人といわれ早くもパニック状態。吉田茂(1878~1967)に次ぐもので、佐藤栄作(1901~1975)の国民葬に並ぶもの。生い立ちや人格、実績より米国の反応が飛び抜けた。ホワイトハウスに半旗を掲げ関係機関も追随。米中対立やロシアの侵攻に日本の協力が不可欠。故人の「クアッド」(日米豪印戦略対話)提唱がきっかけだ。インド太平洋地域で法支配や航行の自由などルールに基く国際秩序再構築が最大の手掛かり。27日を待たず世界のメディアが日本の現状をありったけ囃す見通し。29日、日中国交正常化50年でエスカレート。株もじっとしていられない。
日経平均先物によると、30日大証ミニ2万8285円(+0.30%)に対しラージ8280円、シカゴ8275円。現物より79円高い。ダウ先物3万2282ドル(+0.65%)、同183ドル高い。VIX恐怖指数25.33(-0.90%)、WTI原油先物94.23(-2.87%)。金先物1744(-0.31%)、ビットコイン円2,820,406(+0.19%)。
30日の日経平均316円高。大引け2万8195円。TOPIX1968(+24)。10年債0.220%(-0.020)。米10年債3.057%(-0.053)。上海総合3227(-0.42%)、香港ハンセン19,949(-0.37%)、ロシアRTS1204(+0.51%)。マザーズ指数の引け740.12(+1.77%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。9月27日の国葬高い。(了凡)