何もしないで勝つ日本 15日を走りに23、24年が楽しみ (2022.08.15)
前週末急反発。日経平均中陽線の引け。3、6月つけたWトップの戻り高値を更新した。ベアラリーのクライマックスとみられ、アルゴ取引による先物の買い戻しが主因。コールオプションで3万円カイが前日の5倍となり高値引け。それでも現物がSQ値2万8525円に届かず、15日を運命の日と述べた通り。週明け波乱含みだ。12日半導体関連の買い戻しが目立つためで決算発表ピークアウト。プライムの騰落レシオ130%。3、6月高値を突破した矢先過熱している。米国のインフレが峠を越し利上げが後退しても、7月のCPI8.5%を引きずり高水準。12日S&P500種が半値戻し(4231)を達成したものの、全値戻しに時期尚早。週末連休の谷間で15日古代ユダヤの7年周期「シェミッタ」(安息日)にちなみ和戦両様。15日以降、来年3月にかけてアベノミクスの巻き戻しが予想され8、9月ポジション調整に追われそうだ。テクニカルに1月5日の高値2万9388円が視野に入り前向き。悲観しても始まらない。15日国内で4~6月GDP、同中国で7月小売売上高や鉱工業生産が発表され、16日米鉱工業生産(7月)のほか17日FOMC議事録要旨(7月26~27日)、同米小売売上高(7月)など控えている。逐一こなし10日の内閣改造と同様、何もしないで勝つ日本に興味がある。バブル崩壊から失われた30年が次世代の凄味。米中バブル崩壊やロシアのウクライナ侵攻を先取するもので大国に勝者なし。アベノミクス巻き戻しから円高やインフレを通じて日本の製造業復活が見込まれる。従来にない安心、安全、安定をもたらすのが見どころ。世のため人のためが符丁になる。2024年の新札発行が契機。新1万円札渋沢栄一(1840~1931)、同5000円札津田梅子(1864~1929)、同1000円札北里柴三郎(1853~1931)が時の人。裏のデザインも渋沢が東京駅/丸の内駅舎、津田フジ(藤)、北里も富岳三十六景と奮っている。約20年前登場した福沢諭吉や樋口一葉、野口英世よりご時世にマッチ。タイムリーでもある。実現まで2年足らず。デフレとインフレのはざまで脚光を浴びる見通し。半面、ドルや人民元、ルーブルなど陳腐化のおそれ。数年後、何もしない日本が勝ち抜くとみられ、15日走りと考えられる。23、24年楽しみだ。12日米農務省によると、世界の小麦生産が過去最高という。世界中儲からないわけだ。
日経平均先物によると、直近大証ミニ2万8755円(+0.75%)に対しラージ8750円、シカゴ8760円。現物より213円高い。ダウ先物3万3718ドル(+1.24%)。同43ドル安い。VIX恐怖指数19.53(-3.32%)、WTI原油先物91.88(-2.61%)。金先物1818(+0.62%)ビットコイン円3,266,000(-0.26%)。
12日の日経平均727円高。大引け2万8546円。TOPIX1973(+39)。プライムの出来高4億5700万株、売買代金3兆7100億円。値上がり1607(値下がり192)。10年債0.185%(-0.005)。米10年債2.844%(-0.043)。上海総合3276(-0.15%)、香港ハンセン20,175(+0.46%)、台湾加権15,288(+0.60%)、ロシアRTS1116(+0.91%)マザーズ指数の引け726.27(+2.44%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。15日を走りに23、24年が楽しみだ。(了凡)