悲観しても始まらない 8月9日から15日まで運命の日 (2022.08.12)
続落。日経平均小陰線の引け。後場下げ渋った。10日米CPI発表(日本休場)を巡るもので、7月8.5%(前月9.1%)にとどまり米主要3指数大幅高。VIX恐怖指数19.74(4月以来20割れ)、9月の利上げ0.5%も伝えられ買い戻しに包まれた。引け後、先物が軒並み高く海外も鞘寄せ。日経平均が夜間取引で上昇し、直近330円高の2万8120円に戻している。週末連休の谷間にあたり来週明け運命の15日。77年前、1945年8月9日から6日後に日本の無条件降伏が決まった。同日旧ソ連が日ソ中立条約を破り満州や樺太、千島など占領。北海道も北半分(留萌から釧路)割譲を米軍に要求。日本の猛烈な抵抗に悩んだ米トルーマン大統領(1884~1972)が広島に原爆投下を決断し、旧ソ連の南下を食い止めたという。1940年9月登場し41年12月真珠湾攻撃から連戦連勝の「ゼロ戦」に手こずり、42年6月アリューシャンのアクタン島に不時着した同機を発見。解体・解析・解明の結果2カ月後撃墜に成功。以降特攻に豹変した同機をことごとく間際で懺滅した。45年4月史上最大の「戦艦大和」沈没然り。沖縄防衛を大義名分に瀬戸内海から九州南を回り何もしないうちに撃沈された。ゼロ戦を奪われ制空権を失ったためだ。今回も似たような場面。9日から1週間で77年の戦後が一変する見通し。米中バブル崩壊のほかロシアのウクライナ侵攻も消耗戦に追い込まれ勝者なし。延命、停戦に追い込まれたのが現状。兵糧が尽きると何が起きるかわからない。国際連盟(1920~46)と国際連合(1945~)によって第1・第2次大戦を総括し100年。危機を平和に解決する手段が限界を迎えた。10日内閣改造に踏み入った現政権にとって米欧の金利上昇や株安、円安のほかコロナ、ロシアのウクライナ侵攻、スリランカの破綻など何ひとつ解決できない。しかし、おのずと出番が巡ってくる。1990年のバブル崩壊から30年余。先進国でいち早く大調整が終わったためだ。■■■■(****)が大向こうを張り「異次元緩和」を打出し10年目。FRBと同様ユダヤ系金融資本の意向とみられ15日以降来年1~3月期にかけてアベノミクスの巻き戻しが予想される。円安から円高に振れ製造業の起死回生につながるもので、主力の■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■■■(****) などアップデート。中長期AI、DXなどデジタル化により生産性が大幅に改善する見通し。記録的な緩和マネー引き締めにより株式と債券の警戒感が対立。22年6月まで1年間米年金の運用-7.91%。4~6月期-8.86%という。日本の場合、国民1人当たり借金が1000万円超でも、政府保有資産1000兆円以上といわれ事実上無借金。15日何が起きるか楽しみだ。
日経平均先物によると、直近大証ミニ2万8120円(+1.15%)に対しラージ同、シカゴ円建て8080円。現物より261円高い。ダウ先物3万3385ドル(+0.38%)。同75ドル高い。VIX恐怖指数19.95(-8.36%)、WTI原油先物92.94(+1.10%)。金先物1805(-0.45%)、ビットコイン円3,246,319(+1.96%)。恐怖指数が甘い。
10日の日経平均180円安。大引け2万7819円。TOPIX1933(-4)。プライムの出来高10億5500万株、売買代金2兆5800億円。値上がり874(値下がり896)。10年債0.190%(+0.030)。米10年債2.770%(-0.016)。上海総合3281(+1.60%)、香港ハンセン20,082(+2.40%)、台湾加権15,197(+1.73%)、ロシアRTS1120(+0.18%)。マザーズ指数の引け708.97(-2.96%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****) 、■■■■■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■(****) ■■■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■■■(****) など。悲観しても始まらない。(了凡)