証券ビュー

アンコール伊勢町

何もしない日本よし 米中バブル崩壊30~50年大調整 (2022.08.10)

 5日ぶり反落。日経平均中陰線の引け。5日線2万7556円を下回った。10日米CPI発表(日本休場)を前に予想を下回る決算の■■■■■■■■(****)と■■■■■■■(****)2銘柄で日経平均228円安。
米エヌビディアの下方修正がハイテクの足かせになった。プライムの値上がり581(値下がり1198)にとどまり後場小動き。引け後甘い。値上がり上位指数によると、コーン先物CBOT+2.28%、小麦先物CBOT+2.13%、大豆先物CBOT+1.55%に対し、値下がり同パラジウム先物NYM-2.10%、イーサリアム円-1.58%、リップル円-1.33%とまちまち。3、6月Wトップからブルベア出来合いの均衡が8月共倒れの危機。15日ロシア停戦待ったなしと探りを入れた。8日米国防次官会見によると、ロシア軍兵士7~8万人死傷との推計。開戦時プーチン氏の目標を何も実現していない。ウクライナ東部でささやかな成果を上げるため多大な犠牲を払った。同日米政権は「ハイマース」(高機動ロケット砲システム)に搭載するロケット弾や対戦車ミサイル(ジャベリン)追加供与を表明している。一方、北朝鮮がロシア支援のため10万人(約1割)義勇兵を派遣との情報。外貨獲得の狙いもある。さらに、ロシアは核軍縮の査察一時拒否を米国に伝え、どうにもならないところにきている。9月7日売り方の期日が一巡すると、同21日と12月6日買い方の期日。この間荷を軽くするに越したことはない。全米経済研究所が堅調な雇用と企業の在庫を理由に「景気後退」しないという。しかし、判明するのに数カ月かかり間が持てない。核保有5大国の一角が国連のルールを破り隣国侵攻、核使用に言及するなど不届きに唖然とする。ソフトランディングが至上命令だ。ひところ浮き足立った金利上昇と株安に一次産業品価格も落ち着きを取り戻し小康状態。何もしない日本よし。バブル崩壊から30年大調整をしのいだファンダメンタルズによるもの。デフレが一巡し需給ギャップ年換算21兆円(2022年1~3月期)。GDPの3.7%に漕ぎつけた。落ちぶれても経済で世界3位だ。米中バブル崩壊に伴い今後30~50年大調整が見込まれるのと正反対。一線を画している。中国の場合、一人っ子政策30年の反動が輪をかけて大きい。米国は野心のある優秀な人材が世界中から流入。人口動態が決め手だ。日本は人口減を生産性向上で吸収できる。
 日経平均先物によると、9日大証ミニ2万7895円(-0.23%)に対しラージ7900円、シカゴ円建て7885円。現物より115円安い。ダウ先物3万2775ドル(-0.05%)同58ドル安い。VIX恐怖指数21.88(+3.45%)、WTI原油先物91.75(+1.09%)。金先物1807(+0.12%)、ビットコイン円3,145,863(-1.94%)。
 9日の日経平均249円安。大引け2万7999円。TOPIX1937(-14)。プライムの出来高11億2500万株、売買代金2兆8700億円。10年債0.160%(-0.010)。米10年債2.794%(+0.041)。上海総合3247(+0.32%)、香港ハンセン20,003(-0.21%)、台湾加権15,050(+0.20%)、ロシアRTS1093(+0.93%)。マザーズ指数の引け730.60(+1.41%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。何もしない日本よし。無事乗り切ることだ。(了凡)