証券ビュー

アンコール伊勢町

今年も乗り切れるはず 8、9月押すと10、11月面白い (2022.08.03)

 反落。日経平均中陰線の引け。後場用無しだ。1日、米主要3指数反落。ダウ半値戻し3万3000ドル(高値3万2972ドル)、ナスダック同1万3300(同1万2499)及ばず。2日、ペロシ米下院議長台湾訪問が伝えられたため。米中緊張を嫌気しており、引け後上海総合3186(-2.26%)、香港ハンセン19,689(-2.36%)、台湾加権14,747(-1.56%)のほかロシアRTS1131(-0.66%)も安い。円高に振れ2ヵ月ぶり130円台。200日線2万7563円上で持ち堪えた。米中バブル崩壊に拘らず両首脳が一度も合っていない経緯から下り坂の材料とみられる。同議長は2日台湾に到着し総統と会談。中国が反発し訪台中止を要求。2日から南シナ海で軍事演習。米軍も不測の事態に備え、沖縄から台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」の近くに原子力空母ロナルド・レーガンを中心とする艦載機の発着訓練など応酬。トレーダーが警戒している。同議長が予定通り日程をこなし帰国すれば問題ない。大西洋でウクライナとロシアなら、太平洋で中国と米国がやり合いお手上げだ。日本にとって現場の厳しい力関係を学ぶチャンス。コロナ同様手を抜かないことだ。中国の場合、武漢がコロナウィルスの本場といわれながら、ゼロコロナにこだわりロックダウン続行。中国製ワクチンの効果が不十分で国民の苛立ちも高まっている。一方、米国のメッセンジャーワクチンも遺伝子組み替えによるもので急ごしらえ。コロナが下火になるやロシアのウクライナ侵攻で軍需景気が持ち上げられ、背後に為政者と特権階級の馴れ合いも伝えられる。2017年3月20日、101歳で死去したロックフェラーを境に世界情勢が変わったといわれ、大番頭のキッシンジャー氏(99)次第で米中関係第2幕。じたばたしても始まらない。7月22日述べたように、今年も8月15日が運命の日。経済危機と古代ユダヤの安息日が7年周期で起きる。1973年石油危機、80年同第2次、87年ブラックマンデー、2001年ドットコムバブル崩壊、08年リーマン危機、15年なし。22年ありという。米国で実験中の「ベーシック・インカム」と「グレート・リセット」に見合うもの。コロナを契機に世界中緩和マネーで溢れ返り、利上げと株安でふるいにかけるわけだ。SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)、サステナビリティ(持続可能性)など当てこすり。今年も乗り切れるはずだ。
 日経平均先物によると、2日大証ミニ2万7630円(-0.14%)に対しラージ7640円、シカゴ円建て7630円。現物より35円高い。ダウ先物3万2597ドル(-0.52%)。同201ドル安い。VIX恐怖指数24.26(+13.74%)、WTI原油先物94.41(+0.55%)。金先物1795(+0.43%)、ビットコイン円3,001,597(-2.04%)。
 2日の日経平均398円安。大引け2万7594円。TOPIX1925(-34)。プライムの出来高11億6000万株、売買代金2兆8200億円。値上がり190(値下がり1620)。10年債0.165%(-0.015)。米10年債2.552%(-0.028)。マザーズ指数の引け716.46(-1.12%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)にとどまった。日経平均が2015年と似ており8、9月押すと10、11月面白い。(了凡)