7~9月日本株意外高 日銀が介入しても円安止まらない (2022.07.15)
続伸。日経平均中陽線の引け。後場も確りだ。13日米CPI9.1%をしのぎ、5日線2万6557円に25日線2万6480円を上回った。26~27日FOMCで1%、9月も0.75%利上げといわれ逆イールド拡大。にも拘らず、12日原油や非鉄、穀物など国際商品が先物安。国内外異常気象に煽られ混乱と共存している。もはや日銀が介入しても円安を止められず、1985年9月プラザ合意と似たような経緯。間際まで1ドル200円台が3ヵ月後100円台になった。今回、100円台から200円台も考えられ円安バブル。米国の匙加減によるもので、通常の金融・為替理論で説明できないという。3月から40年以上続いた米国の低金利が反転。トータル229兆ドル(3京1000兆円)にのぼる世界の債務が僅かな金利上昇で動揺を始めた。ロシアのウクライナ侵攻によりサプライチェーン分断。物価急騰、財政赤字拡大、金利上昇の三重苦。米国がドル高を譲らないためで海外の米国債離れも顕著。新興国の金準備が増加している。金先物をはじめ国際商品を売り叩き。米国債消化を促すのもしばしば。ドルと円が世界の安全資産といわれる。しかし、ロシア中銀が資金凍結となり米国債残高減少。ロイターによると、インドのセメント大手がロシア産の石炭を輸入し人民元で決済。インドで精製され欧米に輸出されるロシア原油も伝えられた。新興国によるドル離れが目立ち、米国債離れ米金利上昇という悪循環。承知の上で消耗戦に入った。西も東も共倒れの公算が大きく7~9月正念場。市場にとって逆風に違いない。8日安倍元首相が銃撃により死亡し、10日参院選で自民党が憲法改正発議に足る3分2以上確保したのが唯一の手掛かり。新体制を巡り8月3日臨時国会から内閣改造を目玉に国益、国策に沿った流れができた。米国株売り日本株買いが定着するとみられ、ロシア・ウクライナ停戦を橋渡し。そうでなくても、11月米中間選と中国共産党大会にかけて幕間繋ぎ。日本の新体制が注目される運びだ。このため、メタンハイドレート関連で本命の■■■■■(****)。関係分の■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など人気化。■■■■(****)や■■■■■(****)、■■■■■■■(****)然り。■■■■■■(****)が戻り高値を更新したように、■■■■■■(****)も2段上げ。80年ぶり憲法改正を踏まえ憶測を呼びそうだ。
日経平均先物によると、14日大証ミニ2万6580円(-0.43%)に対しラージ同、シカゴ円建て同。現物より63円安い。ダウ先物3万0315ドル(-1.44%)。同458ドル安い。VIX恐怖指数26.82(-1.72%)、WTI原油先物94.47(-1.90%)。金先物1712(-1.33%)。ビットコイン円2,737,569(-1.80%)。欧州安がこたえている。
14日の日経平均164円高。大引け2万6643円。TOPIX1893(+4)。プライムの出来高9億7200万株、売買代金2兆2400億円。値上がり1051(値下がり697)。10年債0.230%変わらず。米10年債2.961%(+0.024)。上海総合3284(+0.09%)、香港ハンセン20,797(-0.22%)、ロシアRTS1116(-0.30%)。マザーズ指数の引け682.26(+1.80%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。日本株に7~9月意外高が見込まれる。(了凡)