証券ビュー

アンコール伊勢町

西も東も底が抜ける 米中やロシアも日本と似た運命 (2022.07.07)

 3日ぶり反落。日経平均小陰線の引け。弱もち合いだ。再び5日線2万6202円を下回り、25日線2万6809円がじり安。引け後、先物も頼りない。景気後退懸念に中国ロックダウン警戒、東京も3ヵ月ぶりコロナ拡大が伝えられ右往左往。関係分の■■■■(****)が値上がり上位61位に顔を出した。ロイターによると、同社主導で米バイオジェンと共同開発した「レカネマブ」(アルツハイマー治療薬)が6日迅速承認制度に基づく生物製剤ライセンス申請をしてFDA(米食品医薬品局)に受理され優先審査に指定された。年度内フル承認申請の予定で半値戻し8800円。中長期全値戻し、倍返しも考えられる。ディフェンシブ関連の一角で、昨年8月以来日米で現れた「天底一致」が転機といわれる。5日、WTI原油先物が一時97ドル台前半をつけ、金や銅など国際商品急落。米10年債も一時2.78%をつけ同2年債を下回る「逆イールド」に追い込まれた。2度目だけに景気後退の予兆と受け取られダウ一時742ドル安。ダウとナスダックが日経平均の90年代をたどっている。これから5年、若林氏が力説する90年代と真逆になる日米株価の伏線と述べた。気になるのがロシアRTS。5日1146.68(-8.19%)をつけ、6日直近1127.89(-1.64%)。月替わり1500をピークに24.8%暴落した。フィラデルフィア・台湾加権安で半導体不足解消、非鉄・農産物市況急落もありウクライナと停戦の公算も述べた。一時的であれ、エネルギーや非鉄、農産物の暴落がこたえる。さらに長期化すると共倒れ。西も東も底が抜ける。それが、今秋か来春予想される御名御璽。日本株の時価総額がバブル末期米国株の1.3倍といわれ、現在1割程度になった経緯から米中やロシアも似たような運命をたどる見通し。米国の場合、まともに動いているのがGAFAM本社のある西海岸と金融によりかかった東海岸の一部。あと48州用なしの状態で中間選前から大荒れ。独立戦争(1775~83)、南北戦争(1861~65)並みという。80年周期に相当し、第2次大戦(1939~45)から2020年代然り。天変地異もついて回りこの儘で乗り切れない。初動とみられ、7~9月の泣きどころ。10~12月尚更で来年1~3月改まる見込みだ。6日年初来安値をつけた■■■■■■(****)逆張り。3月25日、ロシア中銀が「1g当たり5000ルーブルで金本位制」をぶち上げた反動。もはや、阿鼻叫喚の世界だ。
 日経平均先物によると、6日大証ミニ2万6090円(+0.31%)に対しラージ同、シカゴ円建て6060円。現物より48円安い。ダウ先物3万0841ドル(-0.31%)。同127ドル安い。VIX恐怖指数28.00(+1.71%)、WTI原油先物100.47(+0.98%)。金先物1760(-0.18%)、ビットコイン円2,718,551(-0.54%)。
 6日の日経平均315円安。大引け2万6107円。TOPIX1855(-23)。プライムの出来高13億8900万株、売買代金3兆0700億円。値上がり506(値下がり1282)。10年債0.245%(-0.005)。米10年債2.793%(-0.020)。上海総合3355(-1.43%)、香港ハンセン21,586(-1.22%)。マザーズ指数の引け679.72(+1.95%)。潮が変わった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。8日、ETF分配金捻出に伴う売りが出る。米ISMや週末雇用統計も決め手にならない。(了凡)