線の太い資金どこに 1~6月ウォール街50年ぶり最悪 (2022.07.05)
4日ぶり反発。日経平均小陽線の引け。後場持ち直した。2日米10年債2.892%(-0.121)を受けた買い戻しが主因。電力やガス、医薬品などディフェンシブ関連確り。一進一退に変わりない。1~6月債券と株安に見舞われたウォール街最悪。1970年代から50年ぶり大赤字という。インフレも予想以上で食品に日用品、ガソリンなど1年で倍々ゲーム。米国民が与野党それぞれ間違った方向に舵を切ったと批判。米国のツケが世界に回り、11月の中間選後さらに悪化するという。20年の米大統領選で不正を咎めなかった旧体制の綻びがコロナやウクライナでも露呈し問題先送り。消耗戦にはまった。6月26日のG7で足並みが揃わず前途多難。NATO結束を促す上で資金不足もあり日本初参加。西側が洗いざらい経済制裁した矢先、ロシアを笑えない立場に追い込まれた。G7も1973年以来約50年ぶり陳腐化。ロシアが呼び掛けるG8も帯に短し襷に長し。中途半端で間がもてない。財務省が5日発表した2020年度一般会計概要で国税収入60.8兆円。見込みを5.1兆円上回り2年ぶり最高。法人税3兆円超と消費税2.6兆円で給与や配当所得減を吸収した。だからといって、防衛費2%(約10兆円)の原資と嚙み合わない。それに、中国が過去30年で力をつけたのは日本のバブル崩壊によるもので、20年前から本格化したデフレ脱却を中国で実現。「開発輸入」の名目で開放政策を続ける中国と呼応。高い加工技術と格安な人件費、物流費で国内と同等の品質を目指した。中国が経済で力をつける一方、日本以上になりかけたのが、2012年4月の故石原元都知事による「沖縄・尖閣列島買い取り手続き」発言。当時から10年で「遼寧」と「山東」のほか「福建」なる空母が進水。台湾海峡を巡り深刻な脅威か、張り子の虎でもめている。デフレ脱却が儘ならず循環要因で円安に振れた折り、防衛費2%引き上げが軽い。2~4日の値下がり上位指数を見ると、小麦先物-4.78%と大豆先物-3.11%が目立つ。戦争で最大の武器が軍事力なら、2番目エネルギー、3番目食料といわれ、日本は80年前木端微塵になった反動もあり今日まで復興した。しかし、食料自給率が現在37%。米国が自給率改善に首を縦に振らないという。5日米国休場明け、線の太い資金がどこに向かうか興味深い。世界で唯一緩和基調を曲げない日本に4万円説が根強い。関係分の■■■■(****)や■■■■■(****)さえマークされている。
日経平均先物によると、4日大証ミニ2万6250円(+0.27%)に対しラージ同。シカゴ円建て6240円。現物より86円高い。ダウ先物3万0999ドル(-0.20%)。同98ドル安い。VIX恐怖指数27.65(-3.69%)、WTI原油先物109.67(+1.14%)。金先物1808(+0.38%)、ビットコイン円2,668,000(+2.33%)。ブロックチェーンの将来性にある。
4日の日経平均218円高。大引け2万6153円。TOPIX1869(+24)。プライムの出来高10億9700万株、売買代金2兆4300億円。値上がり1515(値下がり286)。10年債0.215%変わらず。上海総合3405(+0.53%)、香港ハンセン21,830(-0.13%)、ロシアRTS1266(-0.77%)。マザーズ指数の引け654.10(+1.21%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。5日取材のため、6日付本欄休載の予定です。(了凡)