切羽詰まり時間稼ぎ 企業自ら円安で稼ぐ方法見つけ出す (2022.06.10)
小幅続伸。日経平均小陽線の引け。上げ一服だ。8日米主要3指数下落を受けたもので、一時3月25日の戻り高値2万8338円を抜き、25日線2万6983円との乖離4.68%。10日メジャーSQ算出、米CPI(5月)発表を控え戻り売りに押された。プライムの出来高12億8700万株、売買代金3兆2100億円。値上がり786(値下がり966)に過ぎない。引け後、先物が小甘い上、上海総合3238(-0.76%)、香港ハンセン21,844(-0.77%)、ロシアRTSも1230(-0.08%)など手詰まりだ。8日NYの場況によると、クレディ・スイスが4~6月期赤字転落。OECDの世界経済下方修正。さらに、ゴールドマンやJPモルガン2%、インテルも5%急落とあって手掛かり難。24年ぶりの円安に円高説も飛び交い踊り場。首相にとって15日国会閉幕から26日G7、28~29日NATO首脳会議、ポーランドやウクライナ歴訪など局面打開の材料。9日夕、毎年6月4時間にわたるプーチン氏とロシア国民のイベント中止が伝えられ、12日(建国記念)も5月9日(戦勝記念)に続き旗色が悪い。ドイツの前首相がウクライナ侵攻を残虐非道で正当化の余地なしと述べる一方、現首相も西側の厳しい制裁に現在の軍事力維持困難。ロシア経済が数十年前まで後退する旨言及した。唯一、ハンガリー首相が単独で制裁案に反対。国民の命と暮らしを守るため自国の経済を優先した。「6月にロシアがなくなる」といわれ、侵攻100日を境に踊り場入り。事実上物理的な限界とみられ講和の声が出始めた。切羽詰まるとルーブル急落をきっかけに情勢一変。円安が円高に化ける公算もある。受け売りだが、コロナ前にひきかえ4割以上急増した米国のマネーサプライが主因。先進国でインフレが突出しているためだ。貿易赤字急増により国際収支が悪化。これに伴い主要国で金融正常化を模索する動きが広がった。結論をいえば、15日以降時間稼ぎ。22日参院選公示(7月10日投票)を踏まえG7やNATO、ポーランド、ウクライナまで何も決まらない。当初共倒れ。日本は±漁夫の利と述べた通り。ゆくゆくロスチャイルド、アングロサクソン、フリーメーソンの時代が終わる。これから5年、米国株売り日本株買い。コロナ前から4割以上といわれる米国の緩和マネーが日本に入ると4万円相場。中長期ドルも楽観できず反落リスクが大きい。現在の円安が1995年当時の円高と違ってプラスなら、企業自ら円安で稼ぐ方法を見つけ出すはずだ。名古屋の■■■■(****)が一例。日本で開発設計しタイで生産。国内のほか海外でも稼いでいる。
日経平均先物によると、9日大証ミニ2万8320円(+0.32%)に対しラージ同、シカゴ円建て8305円。現物より58円高い。ダウ先物3万3055ドル(+0.50%)。VIX恐怖指数23.95(-0.29%)、WTI原油先物121.92(-0.16%)。金先物1849(-0.36%)、ビットコイン円4,055,776(+0.01%)。上場ファンドが買い始めたという。
9日の日経平均12円高。大引け2万8246円。TOPIX1969変わらず。10年債0.245%。米10年債3.022%。マザーズ指数の引け699.12(+2.93%)。反転した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。切羽詰まり時間稼ぎだ。(了凡)