証券ビュー

アンコール伊勢町

日本独自のポジション 米レバレッジ崩壊始まったばかり (2022.05.17)

 週明け続伸。日経平均小陰線の引け。買い戻し一巡後見送られた。ダウ先物安に中国の経済指標(4月)悪化を受け25日線2万6806円で頭打ち。22日米大統領来日や6月上海ロックダウン解除など新たな材料。相対的に確りだ。来年4月8日の日銀総裁任期まで円安とみられ外資6週連続買い越し。13日ピークに16日好決算を発表した銘柄が幅広く買われた。4月のマネーサプライM3(現金や預金)平均残高1556兆5000億円と過去最高。自社株買いや消却も目立ち需給がいいためだ。2月に米主要3指数揃って本格調整入り。ピークからS&P500種20%、ナスダック24.5%下落。にも拘らず6月14、15日FOMCを控え底入れ感が出ない。米金融政策の限界を物語るもので、2008年恐慌目前に打った禁じ手(QE=量的緩和)のツケ。FRBのバランスシートが4500億ドルから9兆ドルに膨らみ、レバレッジ崩壊が始まったばかり。コロナとウクライナで煙幕を張ったものの時間稼ぎ。日柄を見ると、23年二段下げ。これから5年、米国株売り日本株買いと述べた。若林氏の為替循環論と黄金分割に分がある。FRBの設立1913年12月23日。今年108年の節目。1968年金2重相場制導入から54年。事実上、第3次大戦突入とみられ、ウクライナを欧州のモデル国家に第2のマーシャルプラン。24年三段下げ。同氏の25年1ドル65円まで刷り込んだ。5月にMSCIが日本株の採用を減らしたが、8、11、来年2月興味深い。東証の市場改革も道半ば。22、23年踊り場に違いない。10年先の初動といわれ、6月ロシアがなくなり、数年後英国もひとりぼっちという。記録的な大不況も考えられ復興に舵を切る見通し。消去法で日本株が見直され戦後2度目のチャンス。バブル崩壊30有余年のデフレが一巡し、1ドル65円から戦後360円を視野にインフレの時代。欧米や中ロにもない日本独自のポジション。製造業中心にアナログ復活、AIやIoT、DX導入急ピッチ。コロナとウクライナを吸収しものにできる。テスラのCEOが「日本は人口減で滅ぶ」というが、人口が急増した元禄バブル(1688~1704)と同様に戦後高度成長の反動がもたらしたもの。享保20年に対し30年の調整。維新から終戦後3330万人が7199万人に増えている。中長期が不可欠。5年先の仕込みに相当する。
 日経平均先物によると、16日大証ミニ2万6540円(+0.23%)に対しラージ同、シカゴ円建て6530円。現物より12円安い。ダウ先物3万2071ドル(-0.15%)。同126ドル安い。VIX恐怖指数29.45(-7.30%)、WTI原油先物107.77(-0.79%)。金先物1797(-0.58%)、ビットコイン円3,887,325(-4.20%)。地についていない。
 16日の日経平均119円高。大引け2万6547円。TOPIX1863(-1)。プライムの出来高15億株、売買代金3兆1700億円。値上がり634(値下がり1172).10年債0.240%変わらず。米10年債2.906%(-0.014)。上海総合3073(-0.34%)、香港ハンセン19,950(+0.26%)、ロシアRTS1184(+4.65%)。マザーズ指数の引け657.83(+1.42%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。世界レベルで下剋上になった。大変恐縮に存じますが、18~25日まで編集の現場責任者が再入院の予定。前回より元気になって戻る見込み。19~26日付アンコール伊勢町休載の予定です。引き続き取材しています。何なりと声を掛けて下さい。(了凡)