これから5年日米逆転 1989年の最高値を抜いてくる (2022.05.10)
週明け急落。日経平均中陰線の引け。5日線2万6675円を下回った。前週末米主要3指数続落を受けて総崩れ。プライムの値上がり211(値下がり1598)に過ぎない。リスク回避のドル買いが続き20年ぶり131円35銭の円安に跳ね返った。3~4日FOMCと9日(ロシア戦勝記念日)の顚末を物語るもの。前半のヤマ場と述べた。行き過ぎた米金利上昇・量的引き締めにひきかえ、緒戦から負け戦が尾を引く軍事作戦正当化も嫌気され共倒れ懸念。前週末の持ち高調整を持ち越した。引け後先物が現物に収斂したものの、上海総合3004(+0.09%)、香港ハンセン20,001(-3.81%)、ロシアRTS1088(-2.85%)などバランスが悪い。政治の利害が経済合理性を圧倒し、無理を通すと道理が引っ込む場面。東西陣営膠着状態となり長期化の公算が大きい。戦争特需に沸く米国が優勢といわれ、武器弾薬のほか石油や天然ガス、穀物など引く手あまた。ネオコン(戦争屋)が生き返ったという。ロシアに裏でつながっているといわれ白けた場味。むしろ、戦争長期化で稼ぐといわれる。下火になったコロナを引き回しているのと似た関係。日本が±漁夫の利のポジションに置かれ中長期チャンス。安保再構築のほかカントリーリスクにさらされ製造業国内回帰。6月から外国人の入国再開を受けてインバウンド需要回復。米ロの航空機や軍艦も、エンジンやカメラ、センサーなど日本製の部品引っ張り凧。四面楚歌に見えて呉越同舟。いざとなれば動き出す。関係分の■■■■■(****)が不適切行為によりS安。9日午後特別調査委員会を設置し10月末公表を予定。原子力製品に問題なく買い下がりだ。同■■■■(****)も認知症薬の減損と在庫評価損から122円安。次の認知症薬候補「★★★★★」が9月第Ⅲ相臨床の見込みで巻き返し。5日首相が資産所得倍増講演。いずれ円安が円高に振れインフレ。日経平均が1989年12月の最高値を抜いてくる。500種平均が2020年9月、ドル建て日経平均も2021年1月ピークを更新した。これから5年、米国売り日本買い。1990年代と真逆の関係に置かれPERよりPBR。中長期日米逆転が見込まれると述べた。若林氏の所見に分がある。
日経平均先物によると、9日大証ミニ2万6210円(-0.68%)に対しラージ同、シカゴ円建て6230円。現物より89円安い。ダウ先物3万2300ドル(-1.55%)。同599ドル安い。VIX恐怖指数33.91(+8.69%)、WTI原油先物107.17(-2.37%)。金先物1857(-1.34%)、ビットコイン円4,318,470(-3.08%)。荒れ模様に変わりない。
9日の日経平均684円安。大引け2万6319円。TOPIX1878(-37)。プライムの出来高12億6300万株、売買代金2兆9500億円。10年債0.245%(+0.005)。米10年債3.183%(+0.040%)。マザーズ指数の引け652.48(-3.22%)。2、3月に続き大底圏とみられる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。■■■■■■■(****)が62円引け。3月安値に面合わせだ。6日決算発表を受けたもので、ゲノムシーケンサを公益財団法人がん研究会が7億5100万円で購入。ゲノム治療の口火を切った。ヒトゲノム解析から20年。論文から実用段階に入った。(了凡)