S&P500を一目均衡表で俯瞰すると先週のNYダウの大陰線2本の下落が三役逆転となっている。転換線が基準線を打ち抜くように一気に下回り、ローソク足が雲の下を突き抜けた上に遅行線も割り込んでいる惨状である。更には5月3日から4日にかけて雲の捩じれが発生する連休中に金利変動の主因となるFOMC の初日と二日目が予定されている。26日は米国金利が大人しかったお陰で上値抑えられ気味の小陽線となった日経平均のボリンジャーバンドでの-3σを視野に入れた-2σを警戒している理由は、S&P500が-3σに突っ込んだ後-2σとのバンドウォーク入りに加えてS&P500 新型MACDも陰転している渦中においてGAAFAMなどのビッグネーム決算で上下に振らされそうだからである。一目均衡表の「捩じれ」はトレンド反転とトレンド加速の両面があり、0.5パーセント引き上げの折り込みや0.75パーセントのビッグサプライズ予見すら大きく響きうる。ナスダック指数もS&P500と同様に5日移動平均線を抵抗線にしたかのような落ちるナイフと化している。
JPモルガン、モルガンスタンレー、UFJモルガンの三連星が先物4桁買いの揃い踏みとなった26日にアムロの手口は27500コール優勢から26500買い26000ウリにターゲットゾーンを調整した模様。日経平均VI25.6は依然としてボラティリティの高さを示唆し30手前で折り返したVIX27.37では28日黒田日銀総裁発言も控え厄介なゴールデンウィークであるが故に炭鉱のカナリアOPの備えを敷く方針。