別人の相場が始まる 欧米より3~4割安い日経平均 (2022.04.28)
反落。日経平均小陽線の引け。後場持ち堪えた。26日ダウ809ドル安を大半吸収。引け後、先物が高い。FOMC(5月3~4日)を前に米ポジション調整本格化。米国売り日本買いの糸口。5月4日ロシア国債デフォルト、同9日記念パレードが予想され心強い。米国の場合、景気後退とGAFAM頭打ちの中で0.5~0.75%利上げ、ウクライナ戦費負担増が重なり悪循環。ロシアも開戦2ヵ月で戦力25%ダウン。戦費1日2兆円といわれ、24年大統領選を控え空前の消耗戦。双方経済回らず共倒れの危機といわれる。民主制が前提のOECD加盟国(38)に対し、てんでばらばらのBRICS(5)も苦戦。大義のない戦いに明け暮れ、インフレの後やってくる不況とデフレが視野に入った。米欧や中ロから流れ出した緩和マネーが一時しのぎ。世界で唯一デフレ脱却を目指す日本に緊急避難。円安で弾みがつきそうだ。サプライチェーン懸念から主力製造業の国内生産引き上げが見込まれる一方、停戦に伴うインバウンド再燃を見越し打診買い。27日、プライムの値上がり600(値下がり1198)にのぼる。出来高16億5500万株、売買代金3兆9900億円の大商い。関係分で■■■■■(****)の値上がりが目立つ。GW明けを見越したもので、28日ドイツ首相や5月米大統領など各国首脳が続々来日。首相もGW東南アジア3ヵ国と英国を歴訪。6月26~28日G7サミットに出席する予定。日本株の見直しにつながりそうだ。防衛や蓄電池、小型原子炉など国策に沿ったものが中心でゲノム医療も新たな手掛かり。デジタル化の限界がアナログの巻き戻しを促した。逆金融相場の嵐にあって連日後場下げ渋りが注目される所以。残り2週で決定的瞬間がやってくる。4月第2週の外資3週連続買い越しが伏線。日露戦争(1904~05)の経緯から来年5月まで仕込みの段階。若林栄四氏の「これから5年日本買い」に符合する。黄金分割に資本の論理とみられお国の運命。一度も外国の植民地にならず先祖の血統を守った国だ。5月間際になって理外の理。別人の相場が始まる。戦後の成功体験を一掃したバブル崩壊から30年。ピーター・タスカ氏によると、平成最後の10年に成果が出た。2011年東日本大震災に伴う地震、津波、原発事故を通じて日本の社会資本、ネットワークの底力を世界に見せつけたという。1人当たりGDPの伸びが先進国の平均を上回り、独創性、勤勉、健全な競争が生活水準の向上を後押し。太平洋諸国の要で世界の高齢化をリードする旨ほめごろし。5月がヤマ場に違いない。
日経平均先物によると、27日大証ミニ2万6430円(+0.15%)に対しラージ同、シカゴ円建て6420円。現物より33円高い。ダウ先物3万3405ドル。同165ドル高い。VIX恐怖指数31.46(+16.43%)、WTI原油先物101.30(-0.39%)。金先物1905(+0.08%)、ビットコイン円4,999,991(+2.78%)。恐怖指数が何よりだ。
27日の日経平均313円安。大引け2万6386円。TOPIX1860(-17)。10年債0.240%(-0.005)。米10年債2.750%(+0.017)。上海総合2958(+2.49%■■■■■■■■(****))、香港ハンセン19,946(+0.06%)、ロシアRTS1038(+3.83%)。マザーズ指数の引け700.45(-1.54%)。値上がり率ランキングによると、関係分で、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。直近、日経平均のPER12.81。欧米より3~4割安い。(了凡)