証券ビュー

アンコール伊勢町

外資3週連続買い越し 13日旗艦轟沈から来年5月大詰め (2022.04.22)

 3連騰。日経平均中陽線の引け。25日線2万7371円を上回った。20日米長期金利上昇が一服し、21日ナスダック先物が高いためで、持ち高調整売りをこなし後場一段高。5月9日(ロシア戦勝記念日)に向けて上値を試すとみられる。20日G20財務相・中央銀総裁会議でロシア批判噴出。G7でも英米など取り合わず退出。共同声明にインフレ対応連携で歩み寄った。引け後、先物が高い。東証によると、4月第2週(11~15日)外資が現物を金額ベース863億円買い越し。3週連続という。半面、上海総合3079(-2.26%)、香港ハンセン20,682(-1.25%)、ロシアRTS976(+1.65%)まちまち。ロシアの次世代ICBM「サルマト」発射実験成功、半年以上難航したマリウポリ陥落が伝えられても高い。プーチン体制下22年、独立系や政府に批判的なメディアを規制。国民の圧倒的多数が国営TVによる一つの情報源で半ば神格化。今回の侵攻も「ロシアはウクライナを抑圧から解放している」と譲らない。若者の約半数SNSを通じて反戦に立ち上がり中高齢者泣き寝入り。3月14日ロイターによると、ロシア正教会の総主教がウクライナ侵攻に祝福を与えたことで世界の正教会が分裂。前代未聞の反乱になった。ロシア正教が「特別軍事作戦」のもと領土占領でなく隣国の非軍事化、「非ナチ化」を認めるという。いい気なものだ。気になるのが4月13日黒海旗艦「モスクワ」の轟沈。日露戦争で日本海海戦前年の1904年同日、ロシアの旗艦「ペトロハブロフスク」が帝国海軍による水中機雷に接触し沈没した。翌年5月、バルチック艦隊の旗艦「クニャージ・スブオーロフ」も撃破されロシア敗北が濃厚になった。今回も似たような経緯をたどり来年5月大詰め。ロシアよりウクライナの情報に信憑性がある。ロシア軍はキーウを撤退し東南部に戦力を集中し予備戦力まで投入。ウクライナがNATOから武器弾薬供給を受ける一方ロシア自前。これまでに戦力約20%失ったという。21日プーチン氏がマリウポリ「解放に成功」と述べたものの、最後の砦といわれるアゾフスタリ製鉄所こそ旧ソ連時代に建設された地下要塞。東京ドーム235個分のスケール。降伏勧告期限を過ぎても徹底抗戦している。ロシアで収監されたナワリヌイ氏(45)も24日仏大統領決選投票にマクロン氏支持を呼びかけた。
 日経平均先物によると、21日大証ミニ2万7710円(+0.69%)に対しラージ7720円。シカゴ円建て7715円。現物より162円高い。ダウ先物3万5313ドル(+0.67%)。同152ドル高い。VIX恐怖指数19.88(-6.97%)、WTI原油先物103.20(+0.99%)。金先物1944(-0.59%)、ビットコイン円5,439,444(+2.65%)。恐怖指数の緩みが玉に瑕だ。
 21日の日経平均335円高。大引け2万7553円。TOPIX1928(+12)。プライムの出来高10億2900万株、売買代金2兆5100億円。値上がり1242(値下がり528)。10年債0.245%(-0.005)。米10年債2.880%(+0.053)。マザーズ指数の引け722.33(-0.85%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。13日旗艦轟沈から来年5月大詰めと考えられる。(了凡)