10日仏大統領選が関門 ルーブル侵攻前に戻し白熱化 (2022.04.06)
小幅続伸。日経平均小陰線の引け。5日線2万7807円を下回った。4日ダウ103ドル高を受け一進一退。高寄り後円高に振れ、3月最後のドル上昇を見た印象。4日ロシアが満期国債14.5億ドル買い戻し、5月27日残り5.5億ドル償還(クーポン支払期限)が焦点になった。6日FOMC議事録(3月)公表に続き、10日仏大統領選が新たな関門。米利上げと引き締めの最中、ウクライナ情勢が前途を左右するためで、前日東西分断が共倒れにつながる旨述べた。直近、ルーブルが侵攻前の水準に戻し白熱化。1ドル84ルーブル(3月7日143ルーブル)をつけ制裁失敗か相場介入か大騒ぎだ。西側が1230キロのパイプラインを通じてロシアから天然ガス供給を受け、石炭や原油、レアメタルなど資源輸入が止まるか否か瀬戸際。プーチン氏が仏大統領選直前マクロン氏に供給の是非を質すという。今月に入りルペン候補が現職を猛追。4月以降外国にルーブル決済を義務づけ、出来ないと供給を打ち切るロシアの意向を受けたもの。パイプラインをつくったドイツも袋小路。石炭や原発、再生可能エネルギーなど模索。制裁の見返りに直面している。一時的であれ、10日マクロン氏落選ならロシアに凱歌。ドルと株の暴落も考えられる。当選なら打つ手なし。中国やインドが引き取るといってもパイプラインなし。決済も限られ中長期大幅な減収が見込まれる。9日までロシア優勢で10日以降不明。日本はサハリン2でLNG(液化天然ガス)を対象にルーブルの制約から外れさほどでない。中国やロシアも米国に過剰反応する日本を色眼鏡で見ており可も不可もなし。4月の市場区分で全体像が後退し個別に乗り切るほかない。1日新月買い15日満月売りでリズムを取り戻す場面。若林栄四氏の「これから3年米国株売り日本株買い」の走り。5月がヤマ場に変わりない。3~4日FOMC、ウクライナ作付け、ロシア債満期償還も控えている。米債券逆イールドで2年先の景気後退を織り込み、3年後IMFがドルに代わる新通貨を発表する見通し。中長期、30年先行したデフレを前例に世界中日本化。安心、安全、安定を求める流れになるはずだ。予想される通貨の地殻変動に■■■■■■■(****)を立てた。20年前、■■■■■■■(****)が記録的な大商いでテンバガーを演じた経緯に似ている。
日経平均先物によると、5日大証ミニ2万7740円(-0.22%)に対しラージ同、シカゴ円建て7735円(-0.95%)。現物より53円安い。ダウ先物3万4755ドル(-0.21%)。同167ドル安い。VIX恐怖指数19.23(-2.04%)、WTI原油先物103.95(+0.65%)。金先物1928(-0.31%)、ビットコイン円5,732,702(+0.27%)。踊り場そのものだ。
5日の日経平均51円高。大引け2万7787円。TOPIX1949(-4)。プライムの出来高11億5500万株、売買代金2兆6600億円。値上がり952(値下がり808)。10年債0.205%(-0.005)。米10年債2.464%(+0.059)。上海総合と香港ハンセン休場。マザーズ指数の引け842.01(+2.66%)。窓を空けて上放れた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。10日、仏大統領選が関門だ。(了凡)