証券ビュー

アンコール伊勢町

困難を乗り切る決意 これから5年応仁の乱世界版 (2022.01.13)

 12日全面高。日経平均中陽線の引け。25日線2万8647円を回復した。11日米主要3指数上昇によるもので、ダウ183ドル高(一時359ドル安)が差し引き現状。米10年債1.80%頭打ちを手掛かりに買い戻しが入り自律反発。後場も確りだ。米国時間12日発表されるCPI(昨年12月)が新たな材料。同11月前年同月比6.8%と39年ぶりの水準。同12月がコロナ前といわれ下馬評7%台。引け後先物を見ると首がすくむ思いだ。直近、米国でコロナ入院最多14・5万人(1ヵ月で2.4倍)。日本でも全国感染4ヵ月ぶり1・2万人超。オミクロンで感染者数が昨年9月のピークを更新する見通し。FRB議長公聴会延べ2時間半、金融引き締めと行き過ぎた緩和の巻き戻しが綱引き。経済合理性でバランスを取るほかない。4月4日東証の市場再編も一環。プライム1841社上場でスタート。せめてスタンダード、グロースも1年回し不具合をただすほかない。日銀もゼロ金利解除、資産圧縮により経済正常化を目指し道半ば。14日SQが一区切りだ。元米財務長官のサマーズ氏がFRB議長の政策に批判的。インフレリスクの備えが不十分で物価抑制に強力な措置を主張。株の暴落懸念に一役買っている。幸い、■■■■(****)のほか■■■(****)、■■■■■■■■(****)など主力の決算発表も堅調な見込み。発表が一巡する2月中旬三角もち合い放れも考えられる。年度末からGWが次のヤマ場とみられ、年末年始の暴落説が裏目に出る運び。日本を株高にしないと外資の首が回らないためだ。1985年プラザ合意からバブル再燃。5年後暴落した経緯が参考になる。当時高値をつかんだ国内勢が日経平均高値更新で持ち直したところでクライマックス。24、25年辰巳天井を仮説に筆を進める。日本が応仁の乱(1467~77)から100年以上先、関ヶ原の戦い(1600)で天下統一を実現したように、5年後応仁の乱世界版と似たような雲行き。収拾のつかない富の一極集中により不均衡爆発。行き詰まる見通し。債券離れが進み株で世界のトップブランドになった銘柄が富を独占する道程。日本も一角という想定。これから5年で雌雄が決まるわけだ。AIやIoT、5G、DXなどハイテクの総力戦。半面、武器在庫がはち切れそうで「第3次大戦」の気配。米中はじめ金融資本主義の限界に差し掛かった。コロナ第6波で煙に巻いているが、オミクロン後が関門に違いない。以前述べたアビガンやイベルメクチン。いくら効いても単価数百円で商売にならないようだ。
 日経平均先物によると、12日大証ミニ2万8680円(-0.19%)に対しラージ同、シカゴ円建て8685円。現物より81円安い。ダウ先物3万6171ドル(-0.04%)。同81ドル安い。VIX恐怖指数18.25(-5.93%)、WTI原油先物81.80(+0.71%)。金先物1817(-0.06%)、ビットコイン円4,946,782(+0.23%)。つかみどころがない。
 12日の日経平均543円高。大引け2万8765円。TOPIX2019(+32)。東証一部の出来高11億9700万株、売買代金3兆0100億円。値上がり1924(値下がり219)。10年債0.125%(-0.025)。米10年債1.740%(-0.004)。上海総合3597(+0.84%)、香港ハンセン24,402(+2.79%)。マザーズ指数の引け906.54(+2.64%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。困難を乗り切る決意だ。(了凡)