株より債券が問題だ 市場が身構えた金融恐慌の前兆 (2022.01.07)
全面安。日経平均安値引け。長短移動平均線全て下回った。5日米主要3指数急落を受けたもので、同日午後FOMC議事録発表直後米10年債が1.71%をつけNY総崩れ。3月から年3回利上げのほか年後半資産圧縮も伝えられヘッジファンドがハイテクを大量処分。4営業日金額べースで10年ぶりという。リーマン危機以降最大といわれ日本に八つ当たり。7日国内で沖縄・広島・山口3県まん延防止法適用とあって一目均衡表の雲を下放れた。しかし、■■■■(****)と■■■■■■(****)が確り。大筋過剰反応とみられる。5日述べたように、21年米国株がS&P500種25%、円ベースで40%超上昇したのに対し日経平均僅か5%にとどまるため。21年末に日銀の国債保有残高が13年ぶり減少。20年末から14兆円減の521兆円とわかり合点。米国の急ピッチなインフレに与しない。22年国内製造業が増益の見込みでIMFも認める通り。1~2月、主力の10~12月期決算発表で明らかになる。問題は株より債券。FRBの利上げが繰り上がり、市場が身構えた「金融恐慌」の前兆。大量の緩和マネーが債券から株にシフト。持たなくなってきた。株のリスクにひきかえ債券の方が大きいためで、4日米10年債が1.68%をつけ昨年末1.5%台からじり高。5日1.71%で持ち堪えられなくなった。損失が大き過ぎてロスカットせざるを得ない。株が1929年から90年以上暴落で鍛えられたのに対し、債券の場合、1980年代米国債大量発行から40年程度のもの。ロスチャイルドやロックフェラー、JPモルガンなど主要中銀の通貨発行権を握り、緩和マネーでコロナを引き回しているのが現状。強行すると金利上昇、中断なら逆回転。ドル暴落につながり始末が悪い。7日米雇用統計好転といわれ時間稼ぎに入った。引け後、先物が軒並み高い。買い戻しによるもので、22、23年踊り場。24年本格化。25年決定的と述べた。22年が新しい門出となり、今までにない価値が誕生するといわれる所以。揺り戻しがつきもので、11月の米中間選と中国共産党大会がターニングポイント。あっという間の1年になる。6日入手した情報が地球温暖化危機によるグリーン革命の虚実。ビルゲイツ財団がWHO(世界保健機関)を買収しワクチンで荒稼ぎの二つ。前者は■■■(****)が引っ掛かり、後者もワクチン大量頒布による大手製薬メーカーと共謀。多大な薬害をもたらした。中国がIOCに北京五輪の便宜を図る上で13億ドル賄賂も気になる。
日経平均先物によると、6日大証ミニ2万8695円(+0.68%)に対しラージ8700円、シカゴ円建て同。現物より212円高い。ダウ先物3万6375ドル(+0.23%)。同32ドル安い。VIX恐怖指数19.85(+17.39%)、WTI原油先物79.25(+1.80%)。金先物1797(+1.81%)、ビットコイン円4,970,000(-1.68%)。5日4万2505ドルの安値をつけ、昨年12月4万2296ドル以来。金と構成する価値保存市場でシェア20%。5年で50%といわれ、ゴールドマンも10万ドル説を否定しない。
6日の日経平均844円安。大引け2万8487円。TOPIX1997(-42)。東証一部の出来高12億1000万株、売買代金3兆0900億円。値上がり138(値下がり2012)。10年債0.120%(+0.025)。米10年債1.738%(+0.037)。上海総合3586(-0.25%)、香港ハンセン23,072(+0.72%)。マザーズ指数の引け881.95(-4.93%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。株より債券が問題だ。(了凡)