面白いFRB議長会見 ボルカー・ショック連想のベア仰天 (2021.12.17)
全面高。日経平均中陽線の引け。後場一段高になった。5日移動平均線2万8607円、25日線2万8866円、200日線2万8858円を突破。75日線2万9095円も射程圏。引け後、先物が気遅れしている。15日米主要3指数急反発を受けたもので、22年米利上げ3回を売ったベアの買い戻しが主因。FRBにとって08年金融危機から行き過ぎた緩和を引き締めに転換した矢先。1979年8月ボルカー・ショックを連想するベアにとって仰天の顚末。同10月、ダウが10%以上急落した。当時、政策金利平均11.2%が81年20%、プライムレート21.5%。一方、GDP3%減、稼働率60%、失業率11%に跳ね上がり阿鼻叫喚。危機後オバマ政権で「ボルカー・ルール」を立案し、インフレ退治の先例といわれる。来年1~3月逆回転も考えられ気遅れしないことだ。受け売りだが、FOMC後FRB議長会見が面白い。これまで賃金上昇のもたらすインフレと現在のインフレが全く違う。パンデミックが引き起こした需給のミスマッチという。コロナがよく釈明の材料に使われるものの、原因を問わず物価上昇をインフレとすれば辻褄が合わない。FRBの試算で21年米CPI平均+5.3%。22年+2.6%に落ち込み低下する見通し。よって、控え目な政策シフトになった模様だ。緩和縮小急ピッチ。来年6月から3月に繰り上がる。引き締めでなく縮小ペースの修正に過ぎない。インフレが7%近く推移する中で8兆ドル超のFRB総資産がさらに拡大する。G7やG20レベルでもドル金利上昇がこたえるのに、新興国や共産圏正念場。古新道や占星術でも22年に金融系が試練と危うさ。翌23年拍車がかかり24年本格化。25年決定的という。緩和と引き締めが綱引き。どちらも勝てずトランプ氏の新ドル登場。米国が真っ先に生まれ変わるといわれる。市場から一切手を引けというが、ドル底割れならちゃぶ台返し。日本は何が起きようと終わりのない国。復活するほかない。来年4月4日、プライム市場に顔を出す主要企業を軸足に次の幕が上がるはずだ。関係分■■■■■■(****)の出来が目安。日本の製造業を左右するもので、バブル崩壊、金融危機を乗り切り市場をリード。もう一皮むける。■■■■■(****)もスケールアップ。■■■■■■(****)と同様22、23年社運全開。最高益更新が見込まれる。
日経平均先物によると、16日大証ミニ2万9110円(+0.38%)に対しラージ同、シカゴ円建て同。現物より34円高い。ダウ先物3万6154ドル(+0.63%)。同227ドル高い。VIX恐怖指数18.39(-16.08%)、WTI原油先物72.06(+1.68%)。金先物1786(+1.27%)、ビットコイン円5,609,664(+0.59%)。驚くほど確りだ。
16日の日経平均606円高。大引け2万9066円。TOPIX2013(+28)。東証一部の出来高10億5300万株、売買代金2兆6500億円。値上がり1676(値下がり421)。10年債0.040%(-0.005)。米10年債1.435%(-0.020)。上海総合3675(+0.75%)、香港ハンセン23,475(+0.23%)。マザーズ指数の引け1000.87(+0.11%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。FRB議長会見が面白い。(了凡)