12月3日まで余震続く 26日がインフレ移行期のアタリ (2021.11.29)
前週末全面安。日経平均大陰線の引け。25日移動平均線2万9333円、75日線2万8966円、200日線2万8947円を下回り、一目均衡表の雲下限2万8867円も下回った。25日米休場中伝えられた南ア変異ウイルス「オミクロン」の影響を最初かぶったもので、薄商いに拘らず翌日欧米下落を見越したリスクヘッジやロスカットが見込まれ過剰反応。東証一部の値上がり152(値下がり1992)にとどまった。26日ダウ一時1054ドル安。米10年債同1.47%(-0.16)、WTI原油先物13%安など感謝祭翌日で午後1時終了の短縮取引。引け後、日経平均先物2万8155円(-4.43%)。現物より597円安い。同様にダウ先物3万4858ドル(-2.49%)。同41ドル安い。VIX恐怖指数28.62(+54.04%)に跳ね返り、売り一巡後買い戻しが予想される。11月19日満月売りが的中し12月4日(土)にかけて新月買い。12月2日OPECプラス会合、同3日米連邦債務引き上げ期限を控え、上げるために振ってきた。ロイターによると、米国のCPI10月前年比+6.2%(市場予想5.9%)。31年ぶりの上昇で日本を除く先進国+5.1%と30年ぶり。インフレの時代に移行したという。日本の場合、10月前年比+0.1%。ところが、企業のCPI(物価指数)が41年ぶり同8.0%に上昇。7.9%吸収している。過去30年平均年収が変わらないため物価も横ばい。米国が年収2.5倍で物価2倍、ドイツも同2倍で同7割といわれる。日銀がさらに1年半引き締めを棚上げしても、企業が価格転嫁すると物価を刺激する。金利上昇を促すわけで市場も動揺する。26日、アタリがきた。関連するが、米国のインフレ率6.2%に対し雇用者数コロナ前を420万人下回る水準。FRBの誤算もついて回る。新月に買わないと満月までもたないわけだ。
日経平均先物によると、26日大証ミニ2万7885円(-3.13%)に対しラージ7850円、WTI原油先物68.17(-13.04%)、金先物1791(+0.40%)、ビットコインン円6,242,500(+2.22%)。短期筋のロスカットと外資のポジション調整が主因。10月29日の安値2万8475円が下値の目安という。日経平均のPER14.1倍に過ぎず割安の儘だ。受け売りだが、米トマホーク(巡航ミサイル)は日本製。そうでないと命中しない。2010年6月、宇宙科学研究所の「はやぶさ」(小惑星探査機)が7年かけて木星と土星の間の小惑星から表面の物質を地球に持ち帰った。ロケット博士糸川英夫(1912~99)の功績でゼロ戦の上をいくもの。米国は今も日本の技術を高く評価しており、北朝鮮のミサイル開発にも関係があるという。関係分の■■■■■(****)、■■■■■(****)が前触れ。■■■■(****)や■■■■■■■■(****)も水準訂正が見込まれる。
26日の日経平均747円安。大引け2万8751円。TOPIX1984(-40)。東証一部の出来高13億0200万株、売買代金2兆9900億円。10年債0.070%(-0.010)。米10年債1.482%(-0.158)。上海総合が3564(-0.56%)で引けた。マザーズ指数の引け1128.66(-0.85%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。■■■■■■■■(****)が煮詰まってきた。12月3日まで余震が続くとみられる。(了凡)