来年前半金城湯池に 金利上昇12月3日まで執行猶予 (2021.11.05)
反発。日経平均小陰線の引け。一目均衡表の上限2万9485円を抜いた。米主要3指数最高値更新を受けたもので、3日FOMC予想通り。発表前ダウ160ドル安が引け104ドル高。売りも買いも儲からない。4日■■■■■■(****)が上方修正したものの、円安を加味すると計画を下回るのに似ている。5日米雇用統計発表然り。一事が万事均衡点とみられ、リーマン危機から13年続いた量的緩和の終焉を迎え、同引き締めに入る踊り場。12月3日米連邦債務引き上げ期限まで執行猶予。さらに引き上げても、来年から高金利の時代に入り行き詰まるためだ。7~9月期決算発表でGAFAMの一角が崩れ、ハイテクさえ中長期減収減益も考えられる場面。行き過ぎた量的緩和と景気テコ入れのしっぺ返し。欧米や中国に顕著でエネルギーや素材、コンテナなど記録的な高騰をもたらし限界がきた。日本は太平洋戦争で焦土になり、バブル崩壊に伴う30年デフレに揉まれた分、コロナの対応で見直された。幸か不幸か異次元緩和の延長上。2023年3月、日銀総裁の任期が切れるまで世界金融の金城湯池。米中や新興国の対立、混乱が激化するほど重宝される。一部報道によると、10月25日首都圏で飲食店の時短要請が解かれ、航空券予約10倍のほか国内旅行同倍増。都内のホテルも来年4月から夏場にかけて宴会予約でいっぱいという。コロナによる待機資金20兆円が動き出した。第6波を念頭に米国より1、2年遅れ来年春先がピークとの御託宣。同4月東証再編とあって、プライムを目指す時価総額100億円未満の銘柄も追随。市場と利害が一致するすだけに人気化しそうだ。新政権の経済対策数十兆円も見せ金と言い切れない。国内に金融資産1億円以上の世帯133万といわれ、GoTo予算残り2兆円後押し。来年7月参院選を控え景気過熱さえ伝えられる。コロナを無事乗り切ると、来年過剰反応の倍返し。消去法で4万円相場が底力と述べた。故あって寅の往って来い。本物に程遠い。二度とバブルに巻かれていられない。
日経平均先物によると、4日大証ミニ2万9735円(-0.29%)に対しラージ同、シカゴ円建て9745円。現物より49円安い。ダウ先物3万6032ドル(-0.01%)。同126ドル安い。VIX恐怖指数14.99(-6.49%)、WTI原油先物82.30(+1.78%)。金先物1780(+0.96%)、ビットコイン円7,046,409(-1.76%)。恐怖指数が下がった分すわりが悪い。
4日の日経平均273円高。大引け2万9794円。TOPIX2055(+23)。東証一部の出来高14億8200万株、売買代金3兆6800億円。値上がり1571(値下がり551)。10年債0.070%(-0.010)。米10年債1.572%(-0.033)。上海総合が3526(+0.81%)で引けた。マザーズ指数の引け1143.44(+0.43%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。3日、米30年債利回りが20年債を上回り2009年以来初めて。数年後、FRBが景気後退覚悟の上で利上げを迫られるという。(了凡)