市場の解に尽きる場面 米中関係悪化を懸念し先物急落 (2021.10.28)
小反落。日経平均小陽線の引け。後場下げ渋った。26日ダウ・S&P最高値更新を受けながら前日大幅高の反動。200日移動平均線2万8826円、25日線2万8806円を上回った儘。見切り発車のためらいもある。案の定、引け後先物が急落。軒並み売られた。上海総合3562(-0.98%)、香港ハンセン25,628(-1.79%)によるもので、26日FCC(米連邦通信委員会)が中国の国有通信大手チャイナテレコムの米国事業免許取り消し。米国務長官の台湾国連機関参加呼び掛けも伝えられワンツーパンチ。中国のハイテク株が香港で大幅安となり余震とみられる。米中関係の悪化を懸念するもので、25日習氏が国連加盟50周年を祝う演説で米国の台湾支援を批判。26日FBIがサイバー攻撃関連で百富環球科技のフロリダオフィスを立ち入り捜査。香港時間27日午前百富の取引一時停止。前日比43.3%安がこたえた。29日恒大次の利払い目前に中国と香港指数動揺。台湾加権17,074(+0.24%)が小康を保った。早耳筋によると、米国が中国に戦争をけしかけ手を出すのを待っているという。27日ニューズウィークが「中国台頭の終焉」を流し、1日フォーリン・アフェアーズの頭打ち説を後押し。「一帯一路」を含めカネの切れ目が縁の切れ目。中国旋風が嘘のように静まる。日米同盟も性格を変え従来の延長上にないとご機嫌。気持ちはわかるが願望に近い。中国は秦朝(BC905~206)以来3度分裂したといわれ今回そうなると限らない。毛沢東(1893~1976)時代にも戻らない。日本が米中相手にどうつき合うか。今週から来週投開票を通じて市場が左右する。成長や分配にこだわると何も始まらない。戦争に負け30年デフレのお蔭で今日がある。支持率が高くない一方、不支持率も低いといわれる新政権。戦後の既得権を守り変化に対応する踊り場。日本も鉄の女といわれたサッチャー(1925~2013)やメルケル(1954~)に続き女性首相候補が登場。官房長官も女性ならアップデートに弾み。男系天皇を引き継ぎ数年で様変わりになる。8月15日カブール陥落から初動が始まった。来年7月参院選を目安に1年で再構築が本格化する見込み。外資にとっても4万円相場なしに収まらない。これから5年クライマックスと述べた。無事乗り切ると御相伴にあずかるわけだ。
日経平均先物によると、27日大証ミニ2万8770円(-0.79%)に対しラージ8760円、シカゴ円建て8770円。現物より328円安い。ダウ先物3万5668ドル(+0.07%)。同89ドル安い。VIX恐怖指数16.04(+5.25%)、WTI原油先物83.59(-1.25%)。金先物1792(-0.08%)、ビットコイン円6,690,862(-2.91%)。足場を洗われた。
27日の日経平均7円安。大引け2万9098円。TOPIX2013(-4)。東証一部の出来高11億4400万株、売買代金2兆6200億円。値上がり698(値下がり1391)。10年債0.095%(-0.005)。米10年債1.596%(-0.012)。マザーズ指数の引け1109.95(-0.95%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。市場の解に尽きる場面だ。(了凡)