失敗体験が生きてくる 30年デフレで多くを学んだ日本 (2021.10.20)
高寄り後もみ合い。日経平均小陽線の引け。後場値を保った。米ハイテク株高を受けたもので、23日に迫った中国恒大デフォルト「認定」を前に綱引き。上海総合3593(+0.70%)、香港ハンセン25,774(+1.43%)ともに小康状態。決算発表を手掛かりに比較的確りだ。200日移動平均線2万8770円を上回り、25日線2万9225円手前。■■■■■■■■(****)や■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)4銘柄で日経平均を140円持ち上げ、東証一部の値上がり1115(値下がり962)。総選挙公示が追い風とみられる。24日の山口・静岡県参院補選までじり高。31日投開票を待たず見切り発車の雰囲気。中国の金融当局が恒大リスク後退のプロパガンダを流している模様だ。ロイターによると、恒大は腐ったリンゴ。あくまで個別処理で政府の介入なし。問題先送りを決めた。しかし、不動産の暴落で地方債務残高が恒大関連(約30兆円)より1ケタ多いといわれ手詰まり。当面約4500億円のドル建て債発行に踏み切ったという。電力不足も深刻で国内の資金不足表面化。海外マネーの取り込み待ったなしだ。共同富裕を大義名分に問題ないの一点張り。米国同様10~11月ただで済むと考えにくい。日本は30年前織り込み済みだ。31日投開票で与党勝利が見込まれ、4万円が相対的な底力。TSMCの日本進出を後押しする上で負けなし総選挙が符丁。無事乗り切ると御相伴にあずかる旨述べた。熊本新工場が決め手と考えられる。■■■■(****)と■■■■(****)がパートナーだけに、鴻海シャープ(2016年)と比較にならない。経済安保に軸足を置いた日米の戦略プロジェクトで、後日駐日大使に着任するエマニュエル氏(61)にとって初仕事。練りに練った立案と考えられ、TSMC自体米中を牽制し日台共存の要。5G、6Gのほか自動車や電子部品の次世代半導体をリード。15日、経産相みずから国家支援を明らかにした。単に成長や分配を云々するのでなく、国際情勢の変化と連動するもので、国内最強のメンバー投入の構えだ。米国の債務上限や中国の恒大問題と一緒にしないでほしい。米中の場合、万一来年「失われた30年」に入ると日本どころでないはずだ。双方指揮系統が混乱し元に戻らない。不良債権を踏み倒しても雇用、設備、債務3つの過剰が残る。内戦が予想され解消困難。日本場合、30年デフレで多くを学びこれから失敗体験が生きてくる。
日経平均先物によると、19日大証ミニ2万9305円(+0.15%)に対しラージ9310円、シカゴ円建て同。現物より94円高い。ダウ先物3万5300ドル(+0.53%)。同41ドル高い。VIX恐怖指数16.02(-1.72%)、
WTI原油先物82.50(+0.97%)。金先物1782(+0.95%)、ビットコイン円7,098,813(+0.27%)。4月高値から全値戻し倍返しのコースだ。
19日の日経平均190円高。大引け2万9215円。TOPIX2026(+7)。東証一部の出来高9億9200万株、売買代金2兆4400億円。10年債0.085%(-0.005)。米10年債1.596%(+0.004)。マザーズ指数の引け1141.40(+2.26%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。失敗体験が生きてくる。(了凡)