4万円が相対的な底力 TSMCの日本進出が決め手に (2021.10.18)
前週末全面高。日経平均中陽線の引け。200日移動平均線2万8744円を上回った。15日ダウ382ドル高(14日534ドル高)に明らか。先物が現物より126円高い。8月末を口火に10月第2幕。4万円相場の助走とみられる。G20(30~31日・ローマ)で中国が恒大処理、11月後半に米国も債務法案与野党折り合うといわれリスクオン。米中相手にどうつき合うか学ぶ時がきた。中国の場合、国慶節(1~7日)が手がかり。1日前触れなく台湾の防空識別圏に38の軍機が侵入し、2日39、3日16、4日56機を数え5日1機、6日ゼロになった。4日米国務省報道官抗議、同米大統領報道官批判声明を真に受けたもので、5日1機、6日ゼロが種明かしという。10日、蔡英文総統が建国記念の式典で「台湾はアジアの孤児にあらず。圧力に屈することもない」と宣言。事なきを得た。米国の場合、金利上昇が泣きどころ。11月後半債務法案合意を実現しても、国債大量発行のさなかでテーパリング(緩和縮小)開始。22年まで2回以上利上げが有力という。12月初め長期対策も不可欠で再び暗礁に乗り上げる見通し。放置すると、株安に債券安で処置なしだ。日本が「駆け込み寺」にならざるを得ない。世界最大のTSMC(台湾積体電路製造)熊本進出が新たな材料。日本政府が資金をはじめ誘致を後押し。「経済安保」適用を表明し、■■■■(****) と■■■■(****) をパートナーにつけた。10年先の初動とみられ決め手。4万円相場に欠かせない。8月20日、米政権が約2年空席の駐日大使にエマニュエル氏(61)を指名。オバマ政権で医療保険制度改革法成立に貢献した人物。2011~19年までシカゴ市長。当初中国大使の最右翼といわれた大物だ。米中対立が最重要課題となり彼が日本の将来を左右するという。19日公示、31日投開票で総選挙。来年7月参院選もあり、成長や分配どころでない。30年デフレのおかげと述べた。どの国であれ、バブル崩壊をピークに収入が落ち込んで当たり前。欧米や中国の30年前と比較して新政権のせいにしても始まらない。4万円が相対的な底力。30年前プラザ合意で米国に渡った緩和マネーが戻ってくるのに過ぎない。米国と同様2026年がピークになる見込みだ。
日経平均先物によると、15日大証ミニ2万9200円(+0.29%)に対しラージ9190円、シカゴ円建て9195円。ダウ先物3万5191ドル(+1.17%)。現物より104ドルドル安い。VIX恐怖指数16.30(-3.32%)、WTI原油先物82.53(+1.50%)。金先物1768(-1.65%)、ビットコイン円7,016,243(-0.22%)。18日から米国で関連ETFの取引が始まる。■■■■■■(****)の決算発表28日。追い風になりそうだ。
15日の日経平均517円高。大引け2万9068円。TOPIX2023(+36)。東証一部の出来高11億4300万株、売買代金2兆8400億円。値上がり1989(値下がり155)。10年債0.075%(-0.005)。米10年債1.572%(+0.059)。上海総合が3572(+0.40%)で引けた。マザーズ指数の引け1126.27(+2.51%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■(****) など。20日満月で売りに分がある。(了凡)